南魚沼発!米粉を使った「越後おこめぷりん」誕生-笹だんご味でインバウンドも狙う【新潟|スタートアップ】

南魚沼発!米粉を使った「越後おこめぷりん」

南魚沼市で、米どころならではの新たな特産品を目指して開発されてきた『米粉プリン』が販売目前となりました。

6月、魚沼産コシヒカリの田植え。今年のコメ作りも猛暑が心配ですが、小野塚大悟さんの田んぼは、山に近く水が引きやすいため影響を抑えられているといいます。
■ミライス 小野塚大悟さん
「コメを作っているときは如何にいいコメを作るか、ちゃんと作るか、丁寧に育てるか考えて。プリンを作るときはプリンのことしか考えていない感じ。こだわったコメが、こだわったプリンになればいい。」

小野塚さんが開発したのが、こだわりのコメから作る米粉を使ったプリンです。
■ミライス 小野塚大悟さん
「ここにしかない、ここならではの、このエリアを表現するお土産がないと思って、みんなが好きなものが何かと考えていた時にプリンと、ふと思った。」

地元らしさを出すため、着目した「米粉」。レシピは、もちろんオリジナルです。
■ミライス 小野塚大悟さん
「最初は(米粉を)いっぱい入れすぎちゃって、とんでもないものが出来上がった。理想の食感にたどりつくまで減らしていった。」

息子の挑戦を長年コメ作りをしてきた父は、期待しています。
■父・小野塚均さん
「なんでもやってみたらいい。失敗はしてほしくないけど、担い手少ないですから。担い手づくりになるので、一生懸命やってほしい。」

米粉プリンの開発を通じて、農業の新たな展開を考えています。
■ミライス 小野塚大悟さん
「高温障害で白くなって出荷できなくなったコメを米粉にしたので、味は変わらなくて見た目で検査に落ちた出荷できないコメを米粉にしたので、逆にそこはサスティナブル。おやじたち世代とは違うものも生み出していかないといけないと思っている。」

試行錯誤を重ねた米粉プリン。新潟ならではの〝笹だんご味〟も用意しています。

南魚沼市の国際大学で、輸出などを考えている地元企業が留学生から意見を聞く会が開かれました。
『米粉プリン』は、インバウンド客もターゲット。貴重なヒアリングです。
■インドから
「とてもおいしかった。お土産には空港で「白い恋人」をよく買っていましたが、これを買ってもいいと思いました。」
■バングラディシュから
「おいしいです。」
「笹だんごもバングラディシュの人の口に合うと思う。」

■ミライス 小野塚大悟さん
「思ったよりも笹だんご味が人気があって意外だったのと、同時に海外の方にもお口に合うんだなと安心というかうれしかった。」

7月12日から販売開始。
その第1弾は、オーソドックスなプレーンではなく、笹だんご味に決めていました。
■ミライス 小野塚大悟さん
「地元の素材を使ったフレーバーを出したいと思っていた。あえて変わり種の笹だんごから出すということで、ちょっと奇をてらうというか面白さを演出しようかと。」

留学生の高評価も背中を押してくれました。ヨモギのパウダーはたっぷりと。米粉の効果で、少し重くなったプリン液をビンへ。最後に、あんこをヒトさじ乗せて完成です。
■ミライス 小野塚大悟さん
「笹だんごは、南魚沼・越後湯沢のお土産の一つだと思うので、笹だんごがプリンになったというところを狙っている。」

商品名は、『越後おこめぷりん』。
12日から、道の駅・南魚沼「雪あかり」の店頭に並びます。

■ミライス 小野塚大悟さん
「米粉の展開はもっとして行きたいと思っているので、まずはこのプリンで1つ、成功事例・行けるというところを確立させてやっていきたい。」

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