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中古車販売をめぐり、詐欺の疑いや恐喝未遂の疑いで会社役員の男ら3人が逮捕されました。3人は共謀して、詐欺と恐喝で業者から金を二重取りしようとしていた可能性があると見て警察は調べを進めています。
警察によりますと、新潟市中央区の自営業の男(51)は2023年4月28日ごろ、最初に新発田市の自動車販売業者に普通乗用車を買い取らせました。買い取り価格は、300~400万円だったといいます。さらに、その車を別の人物が業者から買うことになると「納車を代行する」などとウソを言って、車を受け取りだまし取った詐欺の疑いがもたれています。
一方、業者からその車を買ったのは新潟市中央区の会社役員の男(48)で、こちらも300~400万円のローンを組んだといいます。この男は、車が届かなかったとして2023年10月1日ごろに、もう一人の男と業者に押しかけ「納車されなくて困ってる」「どう責任を取るつもりだ」「誠意を見せろ」などと脅したといいます。そしてローンと同額の金銭を要求した、恐喝未遂の疑いがもたれています。
業者から警察に届け出があり被害が発覚。捜査の結果、9日に3人は逮捕されました。警察は3人が共謀し、会社から金を二重取りする計画だった可能性があり、また暴力団関係の可能性もあると見て余罪などと合わせて調べを進めています。
車をだまし取った疑いの男は「弁護士と話してから話をする」と認否を保留しています。一方、恐喝未遂の疑いの2人は「車屋に行ったのは間違いないが、金銭を要求していない」などと話し容疑を否認しているということです。