刃物まで…受難が続く寅子に視聴者も同情「四面楚歌すぎる」

法の世界に足を踏み入れたヒロイン・猪爪寅子の挫折や奮闘を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。7月10日放送の第73回では、家族とのすれ違いや刃傷沙汰など、寅子の受難が続くシーンに同情の声が寄せられた。

家族との間にできた溝に思い悩む寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

新潟への異動を命じられた寅子(伊藤沙莉)は、義姉・花江(森田望智)との口論をきっかけに、家族との間に溝が生まれていたことを知る。さらに弟・直明(三山凌輝)から娘・優未(竹澤咲子)が無理をしていたことを知らされ、新潟には1人で行くべきだと諭される。

そんななか、寅子のもとに離婚調停で担当した瞳(美山加恋)が現れ、逆恨みから刃物を向けられる。落ち込む寅子が帰宅すると、そこには楽しそうにかるたで遊ぶ優未の姿が。寅子は優未が生まれたばかりの頃、亡き夫・優三(仲野太賀)と過ごした時間を思い出し、涙するのだった。

今回の放送では、花江と直明の話を聞いた寅子が、優未が自分の前では本当の姿を見せていなかったことを知る。さらに、行きつけの甘味処で司法修習生たちが自分を悪く言うところに居合わせたあと、瞳から刃物を向けられるという苦難続きの様子が描かれた。

一連の流れを受け、SNS上では「旦那さんも亡くなって寅ちゃんも一人で頑張ってた部分はあるのよねぇ」「四面楚歌すぎる」「優三さん助けてくれ・・・!」と同情の声が相次いだ。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。7月11日放送の第74回では、寅子が家族と正面から向き合うことを決意する。

文/つちだ四郎

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