ボブ・マーリーの名曲がSpotifyで10億回再生を突破。自身初の快挙

Photo: Charlie Steiner - Hwy 67 Revisited/Getty Images

ボブ・マーリー(Bob Marley)の名曲「Three Little Birds」が、Spotifyで10億回再生を突破し“Billions Club”入りを果たした。これはボブ・マーリーにとって初の快挙となる。

美しくシンプルな楽観主義について歌った「Three Little Birds」は、史上最も影響力のあるアルバムのひとつであり、タイム誌に“20世紀最高のアルバム”と評されたボブ・マーリーの名盤『Exodus』の収録曲だ。1977年6月3日にリリースされたこのアルバムには、「Three Little Birds」に加え、「Jamming」や「One Love/People Get Ready」といった長く愛されるヒット曲が収録されている。

今年初めに全米劇場公開され、BETアワードで最優秀映画賞を受賞したを伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』では、『Exodus』の制作過程が大きくフィーチャーされている。

<YouTube: Bob Marley & The Wailers - Three Little Birds (Official Music Video)>

映画公開を記念して、6月7日には『Exodus』の限定盤LPがリリースされた。映画にも登場するオリジナルのジャケット・デザインをフィーチャーしたこのLPには、貴重なボーナス・トラックを収録した10インチLPに加え、『Exodus』を“20世紀で最も尊敬されたアーティストであり革命家の一人の人生についての熟考と内省を公に明らかにした不朽のドキュメント”と称した、ジャマイカの歴史家ハービー・ミラーによるエッセイも付属する。

その他の関連ニュースとして、カメルーン出身のグラフィック・アーティスト、Maxime Mangaが監督したボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ「Punky Reggae Party」の新ビデオと、ローリン・ヒルをフィーチャーした「Turn Your Lights Down Low」のミュージック・ビデオが公式YouTubeで初公開されている。

ローリン・ヒルが参加した「Turn Your Lights Down Low」のヴァージョンは、ラキム、ザ・ルーツ、MCライテら人気アーティストによるボブ・マーリーの代表曲のリミックスやカヴァーを集めた1999年のコンピレーション『Chant Down Babylon』に初めて収録された。新たに公開されたビデオには、ボブの息子のローハン・マーリーも出演している。

Written By Sam Armstrong

© ユニバーサル ミュージック合同会社