![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1183756126605312354/origin_1.jpg)
JR西日本中国統括本部は8月1日から山陽線の中野東(広島市安芸区)、安芸中野(同)、南岩国(山口県岩国市)、可部線の緑井(広島市安佐南区)の計4駅を駅員が常駐しない無人駅にする。利用者が減少傾向にある駅の運営コストを減らし、業務の効率化を図るためとしている。
同本部によると、4駅は現在も乗降のピークとなる朝夕を除いて駅員がいない時間帯を設けている。8月からは、朝夕などの時間帯も切符購入などで問い合わせをしたい場合は改札口にあるインターホンを押してもらい、コールセンターが対応。必要があれば、別の駅の駅員が出向く。車いすなど介助が必要な場合は、事前に電話で連絡を受けるなどして対応するという。
昨年度の1日当たりの平均乗降人数は中野東が約4千人、安芸中野約5200人、南岩国約2800人、緑井約4800人で、減少傾向にあるという。また、交通系ICカードが普及し、4駅でいずれも利用できることなどから、無人化を決めたとする。
統括本部は「人口が減り利用も減る中、限られた人数で駅を維持しなければならない。インターホンなどでできる限り対応していく」としている。無人駅は現在、広島、山口両県内の山陽線には32駅、可部線には8駅ある。