球児の夏 幕開け 高校野球岩手大会 63校55チーム堂々行進

開会式で力強く入場行進する花泉ナイン=10日、きたぎんボールパーク

 第106回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は10日、盛岡市のきたぎんボールパークで開幕した。63校55チームが堂々と入場行進し、甲子園出場を懸けて熱戦の火ぶたが切って落とされた。

 開会式では花巻東女子硬式野球部の佐々木秋羽主将(3年)が先導役を務め、前回優勝の花巻東をはじめ各チームが力強く行進。大会長の瀬戸和彦県高校野球連盟会長が「甲子園という大きな目標に向かって、素晴らしい熱戦が繰り広げられることを期待している」とエールを送った。

 選手を代表して盛岡南の下田大地主将(3年)が「私たちの母校は今年度で42年の歴史に幕を閉じます。その歴史の中で先輩たちの夢も、私たちの夢も常に変わることなく甲子園へと続いていました。100年変わらずあり続ける聖地甲子園への夢を追い求め、支えてくださった多くの方々への感謝を忘れず、最後の一瞬まで諦めることなく白球を追い続ける」と宣誓した。

© 岩手日日新聞社