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世帯年収が1000万円を超えていても、現代ではお金に関する不安が途切れることがないようだ。
北海道の50代前半の女性は、「世帯年収が1100万円」と明かす。女性はパートの身なので、夫が多く稼いでいるのだろう。資産状況は「貯金 500万、自宅所有、車2台所有」だ。住宅ローンは借り入れから10年程度で完済し、車のローンもないそうだが、子どもの教育費の負担が大きかったようで、
「常に収入と支出の繰り返しで貯金が貯まらない」
とこぼした。（文：天音琴葉）
下の2人が高校から自宅を出て他地域の高校へ進学…
この女性には3人の子どもがいるが、上の2人が就職し、お金がかかるのは大学生の末娘だけだという。学費は奨学金で賄い、一人暮らしだがバイトをしているため、仕送りは家賃のみで済んでいるそう。しかしこれまでかかった教育費はやはり膨大だった。人数が多いという理由だけではないようだ。
「田舎に住んでることもあり、下の2人が高校から自宅を出て他地域の高校へ進学したり、私立短大、国立大学などの進学もあり……」
無理をしてでも子どもの希望を叶えたいのが親心だろう。そのため貯蓄が思うようにできなかったと不満はあるものの、子どもたちは巣立ち、夫婦2人で週末に郊外へ出かけ旅行もしている。充実している様子だが、やはりお金の悩みは尽きないようで……
「普段は旦那が単身赴任なので、二世帯分の支出があり、先延ばしにしていた自宅の外壁補修もしなければならない。車必須の地域なので、車もいつまで乗れるのか？という状況」
と、女性は不安を漏らした。単身赴任という事情が大きいだろうが、世帯年収1100万円あっても足らないようだ。50代ならまだ稼げる年齢ではあるが、少しずつ老後を見据えて暮らしをコンパクトにするといいかも。
