知っていますか? 熱中症予防のためのキーワード「暑熱順化」。ただいま生活習慣をプチ改善中。#Omezaトーク

By FYTTE 編集部

遅い梅雨入り、と思ったら、雨の日よりも真夏のような猛暑がやってきましたね。今年の夏も暑くなるとは思っていましたが、油断していました! 思ったより早くに訪れた高温多湿の日々に、周りでも熱中症にかかる人が出ています。水分、塩分はもちろんですが、予防のためには暑熱順化が必要らしい。ということで、7月より生活習慣をプチ改善中です。

暑熱順化、ここのところ良く耳にする言葉ではないでしょうか?
先日、温活ドクターの石原新菜先生に取材したところ、熱中症予防には水分&塩分のほかに暑熱順化が必要だ、とお話しされていました。
暑熱順化とは、体を暑さに慣れさせること。ここ数日も熱中症での救急搬送が増えているというニュースをみるように、まだ暑さに慣れていないからこそ、逆に症状を訴える人が多いのかもしれません。

私の周囲でも、ゴルフに行って熱中症になってしまった、とか、街に買い物に行っただけなのに、ぶらぶら外を歩いていたら具合が悪くなってしまった、などの話を立て続けに聞きました。ちなみにゴルフで熱中症になった人は20代の男性。しかもトレーナーをしているので本来なら体力はあるはずです。しかし、日頃室内にいることが多いため、炎天下でのゴルフにすっかりやられてしまった、というから、本当にあなどれません!

そんな話を聞いて、通勤するだけでも暑すぎてバテそう…と感じた私。たしかに暑いけれど、汗は思ったほど出ていないような気もするし、熱がこもるような感覚もあります。やはりまだ熱を放散できていないのだ、と自分の体が夏を迎える準備ができていなかったことに気づきました。
本当なら春から徐々に体を慣れさせておくのがよいそうなのですが、もう夏が始まってしまったので、急遽、暑熱順化だ!と7月に入りやり始めたのがお風呂と階段上りです。

私はお風呂に長く浸かれないタイプで、だいたい10分弱くらいで上がってしまうことが多く、じんわり汗をかく程度。それを少しでも浸かる時間を延ばせれば変わってくるかも、と15分を目指して入浴中。これまでより5分延ばすために、足指のマッサージを行うことを加えました。
足の指と指の間を開くようにしたり、グーチョキパーの足指じゃんけんをしたり(チョキがどうしてもうまくできない)、かかとをまわしたり、とFYTTEでもおなじみ、足のひと・鈴木きよみ先生もおすすめする足のケアをバスタブの中で行っています。
それをひとつずつやっていると意外と時間が使えますし、足指を動かしていると、体がぽかぽかと温まってくる感じもあり、汗が出ます。

そしてもうひとつが、日々の階段上りです。つまりはちょこちょこ動くということなのですが、駅、オフィスなど階段があれば、エスカレーターは使わずになるべく上り下りするようにしています。それだけでどっと汗をかくわけではないですが、オフィスは4階まで上るので、毎度心拍も上がりますし、じんわり発汗するので訓練にはなっているのかなと思います。
もちろんもっとしっかり運動ができればよいのですが、なかなか汗をたくさんかくようなトレーニングはできないため、こまめに体を動かすところからやってみています。この暑さだと、駅の階段上りですら「暑い~、面倒くさい~」とついエスカレーターを選びがち。意識しないとちょこちょこ動くことも億劫になってしまっているので、常に階段を意識するって、わりといい運動になりますよ。

昼間も夜もクーラーなしでは過ごせないほどの暑さには、体は正直なところ、なかなか慣れないかもしれません。でも、熱をこもらせず、じょうずに発汗して、スッキリできる体づくりをめざして、日々の汗かき習慣を続けていければと思います。最低でも2週間くらいは汗をかく生活を続けることで、暑熱順化していくようなので、基本のき、のようなごく当たり前の生活習慣ではありますが、続けてみたいと思います。(編集長ホボ)

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