株式会社ベルタが運営する女性ライフステージブランド「BELTA 」は、子宮頸がん検診を受けたことのある586人の女性を対象に「子宮頸がん検診」に関するアンケート調査を 実施しました 。5月28日に掲載されたプレスリリースの情報をもとにご紹介します。
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子宮頸がんの疾病数は年々増加していますが、厚生労働省の調査によると日本でのHPVワクチンの接種率は1.9%、子宮頸がん検診の受診率は43.6%と諸外国に比べ低い傾向にあります。
子宮頸がん検診の受診率が上がらない背景には、子宮頸がんに関する知識の不足や検診に対する不安や抵抗感が挙げられます。
今回、BELTAの調査を通して、子宮頸がん検診を受ける女性たちの検診前後の気持ちの変化や、子宮頸がんに対する考え方や知識などの実態が明らかになりました。
【調査概要】
調査期間 2024年5月22日~5月27日
調査方法 インターネット調査
調査対象 子宮頸がん検診を受診したことのある女性
調査人数 586人
女性のライフステージ変化をサポートするBELTA
BELTAでは、プレコンセプションケアの普及に向けて様々な活動を行っています。
プレコンセプションケアとは、女性が将来の妊娠や出産に備えて自身の身体に向き合い、必要な準備やケアを行うことをいいます。厚生労働省をはじめ、様々な機関がプレコンセプションケアの普及に向けた取り組みを行っています。
BELTAでも、女性たちが「知らなかった」「やっていなかった」と、過去の知識不足や行動を後悔することがないよう、様々な年代を対象にした取り組みを行っています。今回のアンケートも、プレコンセプションケアの一環です。
自主的に検診を受けにいく人は少数。自治体の案内や会社の検診などがきっかけに
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「初めて子宮頸がん検診を受けたきっかけは何ですか?」という質問に対しては、「自治体からの受診案内を受けて(33.4%)」という回答が最も多かったようです。
他には「会社の検診で項目にあったため(25.6%)」「特にきっかけはなく何となく(11.8%)」「妊娠初期に検査を受ける必要があったため(8.9%)」「妊活のチェックの一つとして(7.7%)」「気になる症状があったため(7.2%)」「友人や親に勧められて(4.9%)」「親族に子宮頸がんになった人がいるため(0.5%)」との回答が見られました。
自主的に検診を受けにいくのではなく、自治体からの案内や友人など周りからの勧めといったきっかけがあって検診を受けにいく人が多いようです。
半数以上の人が子宮頸がん検診を受ける前に抵抗や不安を感じている
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「初めて子宮頸がん検診を受ける前、検診を受けることに対して抵抗や不安はありましたか?」という質問に対して、「少し抵抗や不安があった」「かなり抵抗や不安があった」と回答した人は、合計で53.7%でした。
痛みがあるのではという不安や、下半身を見られる強さや恥ずかしさも
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「(子宮頸がん検診を受けることに対して)どのような点で抵抗や不安がありましたか?」という質問に対して「検査にあたり痛みがあるのではという不安(41.6%)」という回答が最も多い結果になりました。
「検診で下半身を見られることへの恥ずかしさ・怖さ(34%)」「どのような検査をされるのかわからないことへの不安(22.9%)』『費用が高くかかるのではという不安(1.5%)」と続きました。
受けたことのない検査に、痛みが伴うのではないか? 何をされるのか? と不安や怖さを感じる人が多いようです。
実際に子宮頸がん検診を受けてみて
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「子宮頸がん検診を受けて、痛みは感じましたか?」という質問に対しては「少し痛みがあったが耐えられる程度だった(52.6%)」という回答が最も多く、「痛くなかった(42.5%)」「とても痛かった(4.9%)」と続きました。
負担金額は「自己負担なし」が最多、半数以上が自治体の補助制度を活用
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子宮頸がん検診を受けるにあたってかかった費用に関しては、自己負担はなかったと回答した人が32.9%、「(自己負担額)1001円〜5000円」と回答した人が24.7%となっています。 また、自治体の補助制度を活用した人は59.4%と半数を超えていることがわかりました。
実際に受けてみて不安は払拭された?
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子宮頸がん検診を受ける前に「検診を受けることに対して抵抗や不安を感じていた」と回答した人を対象に「実際に検査を受けてみて、検査を受ける前までに感じていた抵抗や不安は払拭されましたか?」と質問したところ、88.3%が「完全に払拭された」「少しは払拭された」と回答しました。
受けて良かったと思いますか?→100%が「とても良かった」「どちらかというと良かった」
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検診前の不安は「払拭されなかった」との回答が11.7%はあったものの、「子宮頸がん検診を受けて良かったと思いますか?」という質問に対しては、「受けなければ良かったと思う」と回答した人は0人でした。
検診を受けて「とても良かったと思う(77.3%)」と回答した人が最も多く、22.7%の人は「どちらかというと良かったと思う」と回答しました。
子宮頸がんについて知っていることを教えてください→最多は?
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子宮頸がんに関するさまざまな知識について聞いたところ「子宮頸がんは進行すると治療によっては子宮を摘出することもある」ということを知っている人が65.2%と最も多く、一方で最も知っている人が少ない知識は「日本では年間に約2900名の女性が子宮頸がんで亡くなっている(13.8%)」でした。
子宮頸がんになる原因や症状に関する知識を持つ人に比べ、子宮頸がんによるリスクやどれくらいの人が子宮頸がんになっているかという現状に関する知識を持つ人が少ない傾向にあることがわかります。
子宮頸がん検診は各自治体で実施しており、各市区町村で子宮頸がん検診の受診費用を助成する制度もあります。
子宮頸がんの検診は2年に一度の定期的な受診を推奨されているので、検診を受けたことのある人も、そうでない人もぜひ今後検診を受けられる際は調べてみてください。
「あの時こうしておけば良かった…」となる前に、子宮頸がん検診をはじめ、定期的に自分の身体を知るための検診や受診を心がけたいですね。