ジョン・ボン・ジョヴィ、母キャロルさんが83歳で死去

ジョン・ボン・ジョヴィの母キャロルさんが、84歳の誕生日を3日後に控えた7月9日、米ニュージャージー州ロングビーチにあるメディカル・センターで永眠したという。

ジョンは一家を代表し、「僕らの母は一目置かれる人物だった。彼女の精神、“やればできる”という言動がこの家族を形成した。とても寂しくなる」との声明を『People』誌に宛てたという。

キャロルさんは50年代終わり、海兵隊にいたとき、将来の夫となるジョン・シニアと出会い、1962年にジョンが誕生。ボン・ジョヴィが結成されてからは、ファン・クラブを設立するなどして、彼を支援してきたという。

ジョンは2020年、『The Big Issue』のインタビューで、両親は「夢を実現する能力を僕に与えてくれた」と話していた。「両親が観に来た初めての演芸会での僕は、それは酷いもので、彼らは恥ずかしさのあまり椅子の下に潜り込みたかったらしい。でも、彼らは僕の情熱とそれに身を捧げるつもりであるのは理解した。だから、17歳のとき、閉店までバーでプレイするのを許可してくれたんだ。彼らはいつも、“少なくとも、私たちはあなたがどこにいるかわかってる”って言ってた。夜中の1時か2時に家に戻り、学校には8時までに行かなくてはならなかった。両親からは、“学校には遅れないで。それが自分の義務だってわかってるでしょ。でも、夢は追い続けなさい”って言われてた」「僕にはもう1つのプランってものはなかった。夢を現実にする力は両親から授かった」

Ako Suzuki

© BARKS, Inc.