マカオ保安関連部門のウェブサイトが海外からDDoS攻撃受ける

マカオ保安部隊事務局の入るビル(資料)=2022年1月本紙撮影

 マカオ保安部隊事務局は7月11日未明、海外から分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)を受けたことにより、前日(10日)午後8時(現地時間、以下同)から保安司弁公室、保安部隊事務局、治安警察局、消防局、保安部隊高等学校のウェブサイト及びスマートフォンアプリサービスが阻害されたが、即時に通信事業者と協力して緊急対応し、速やかに回復したと発表。

 同局によれば、上述のウェブサイトは午後8時45分に回復したが、現地通信事業者のひとつにあたる澳門電訊(CTM)のネットワーク(ブロードバンド及びモバイルネットワーク)から繋がらない状況が続いたため、引き続き対応にあたり、これについても午後11時13分に解決したとのこと。

 同局では、再発防止のためDDoS攻撃からの防御サービスを提供するCTMに報告と改善プランの提出を求めるとともに、今回のサイバー攻撃の源を突き止めるため、司法警察局が刑事事件として捜査に着手済みとした。

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