平戸中生 指紋採取に挑戦 警察などで職場体験

真剣な表情で指紋採取の作業に取り組む生徒=平戸市岩の上町、平戸署

 長崎県平戸市立平戸中(木寺剛校長、211人)の2年生3人が、平戸署(山本耕平署長)で、犯罪の証拠となる足跡や指紋を採取する鑑識技術などを学んだ。
 同校が3~5日の3日間で実施した職場体験学習の一環。2年生78人が班に分かれ、市役所や病院、コンビニなど28事業所で仕事を学んだ。
 同署であった体験では、署員が「現場に残された足跡や指紋から、犯行時の状況などさまざまな情報が得られる」などと説明した。
 生徒らは特殊なフィルムを使って足跡を取ったり、アルミニウム粉末やはけなどを使いコーヒー缶に付いた指紋を採取したりした。
 木場駿貴(しゅんき)さん(13)は「刑事ドラマでは簡単そうに見えたが、実際は難しい作業だった。将来は警察関係の仕事に就きたいと、感想を述べた。

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