6日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（ドローンから、三亜＝新華社記者/張麗蕓）
【新華社海口7月11日】中国海南省海洋庁と三亜市農業農村局、中国科学院深海科学・工程研究所、ブルーリボン海洋保護協会による海洋生物多様性調査チームが8日、南中国海での5日間に及ぶ航海調査を終え、帰還した。
チームを率いる中国科学院深海科学・工程研究所の李松海（り・しょうかい）研究員によると、5月に海に戻したコビレゴンドウ「海棠（ハイタン）」の生存状況は良好だった。海棠は1月に同省三亜市の海棠湾の浅瀬に打ち上げられていたところを保護され、専門的な治療を受けて回復、海に戻る訓練を経て、保護から145日後に海に戻された。
6日、海南島東部海域で海面から顔をのぞかせるコビレゴンドウ。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
浅瀬に打ち上げられていたコビレゴンドウの救助に成功したのは国内初で、研究者らは海棠を海に戻した後も取り付けた発信機の位置情報を基に追跡調査を続けていた。データによると、海棠は広い範囲で活動し、水深600メートル近くまで潜ることもあり、自然界での高い生存能力と深海環境への適応性を示した。
海棠の活動エリアでは、コビレゴンドウの群れも観測されたという。（記者/張麗蕓）
5日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの母親（奥）と海面から顔をのぞかせる子ども。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、海南島東部海域で、コビレゴンドウを観測する調査チームのメンバー。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、海南島東部海域で、撮影と観測のためドローンを操作する調査チームのメンバー。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
5日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（ドローンから、三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（ドローンから、三亜＝新華社記者/張麗蕓）
7日、海棠の位置情報を確認する李松海研究員。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（ドローンから、三亜＝新華社記者/張麗蕓）
5日、海南島東部海域を泳ぐコビレゴンドウの群れ。（ドローンから、三亜＝新華社記者/張麗蕓）
6日、甲板上で海棠を観測する調査チーム。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
7日、海南島東部海域で、全地球測位システム（GPS）の示した位置情報を確認する調査チームのメンバー。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
7日、船上で会議を行い、撮影したコビレゴンドウの写真を分析する調査チーム。（三亜＝新華社記者/張麗蕓）
