菅原由勢はサウサンプトンよりPSVやウェストハムへの移籍を選ぶべき?

菅原由勢 写真:Getty Images

オランダ1部(エールディビジ)AZアルクマール所属の日本代表DF菅原由勢は、プレミアリーグのサウサンプトンへの移籍が間近と報じられている。そんな中、オランダのサッカージャーナリストで編集者のイムレ・ヒンメルバウアー氏が、菅原に意外な提案を行った。

同氏は、菅原にとってはサウサンプトンへの移籍よりも、アルクマールと同じエールディビジ所属のPSVアイントホーフェンや、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドへの移籍の方が良さそうだとの見解を示している。

その理由として、降格争いが予想されるサウサンプトンでは、まだプレミア未経験の菅原に対して育成時間(プレミアに慣れるまでの時間)が乏しく、プレーする機会を得られるかも未知数であるとしている。菅原のプレミア挑戦の意向も踏まえるとウェストハムが最良の選択に思えると持論を展開。

「ウエストハムではプレー機会はさらに少なるかもしれないが、成長へ与えられる時間と菅原の将来性はずっと高い。フォーメーションは彼によく合っているし、プレースタイルも抜群にマッチしている」と語っている。また、サッカーの分析ソフトウェアである『SciSports』のキャリアアドバイスツールによると、ウェストハムの菅原のクラブ適合度は約「82」と見積もられている。

別のアイデアとして、アイントホーフェンも菅原にとっては良い移籍先になりそうだと考えている同氏。『SciSports』でのクラブ適合度は「78」で、移籍の可能性はウェストハムよりは低いがプレー機会は高くなること、日本をよく知るピーター・ボス監督のスタイルとフォーメーションも彼に合っていると分析している。

この分析が菅原の耳に届くとは思えないが、シーズン終了後にこの分析があてにならなかったことを菅原には数字で証明してもらいたいところだ。

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