能登半島地震の災害廃棄物 初の海上輸送で糸魚川市へ-バイオマス発電の燃料に活用【新潟・糸魚川市】

能登の災害廃棄物を海上輸送

能登半島地震で発生した災害廃棄物が石川県から船で運び出され、糸魚川市の姫川港に到着しました。

午前8時に姫川港に到着したのは、木材のごみ約600tです。石川県能登町で被災した家屋を公費解体した際に出たもので、11日未明に能登半島の宇出津港から船で運び出されました。石川県の災害廃棄物を海上輸送するのは、今回が初めてです。

■糸魚川市清掃センター 橋場智行衛生施設課長
「糸魚川市も、糸魚川大火でがれきを処理して復興を進めた。廃棄物処理で協力していけたらと思う。」

災害廃棄物は、糸魚川市内の企業がこまかく砕き、市内の工場でバイオマス発電の燃料に使われます。糸魚川市は今後、月に1回程度廃棄物を受け入れる方針で、7月末には珠洲市の港からの搬入も予定しています。

© 株式会社新潟テレビ21