インターネットを悪用した犯罪防止へ 青森市の大学生がボランティア

青森県内では2023年、不正アクセスやネットワークを利用した犯罪の摘発数と相談件数が過去5年間で最も多くなりました。その被害防止に、大学生が取り組みます。

10日は、青森大学ソフトウェア情報学部の学生にサイバー防犯ボランティアの委嘱状が交付されました。

2025年3月末まで、防犯講座や広報活動、インターネット上でのパトロールといった活動を通じて被害防止に努めます。

【青森大学サイバー犯罪ボランティア学生代表 佐藤志遠さん】
「どこで情報が取られたのか一個も分からなくて、戸惑いと不安でしたね」

学生代表の佐藤志遠さんは、パソコンとスマートフォンを連携していて、アカウント情報を抜き取られた経験があるといいます。そのため、特別な思いで被害防止を呼び掛けます。

【青森大学サイバー犯罪ボランティア学生代表 佐藤志遠さん】
「たった1タップで簡単にウイルスに感染してしまうので」
「ここのサイトは大丈夫なのかというのをちゃんと分かった上で開くのが大事だと考えております」

県内のサイバー犯罪の摘発数は2023年の1年間で123件。相談件数は2132件といずれも過去5年間で最も多くなっています。

© 青森朝日放送