松田元太 『ビリオン×スクール』で共演の先輩・山田涼介の芝居に感涙!「泣くつもりなかったのに。やっぱり山田くんはすごいと思った」

金9ドラマ『ビリオン×スクール』に出演している松田元太さんが、取材会に出席。共演する山田涼介さんと芝居で対峙した際の印象などを語りました。

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ドラマ『ビリオン×スクール』は、日本一の財閥系企業のトップであり、“億万長者=ビリオネア”である主人公が、ある目的のために身分を隠して教師となり、さまざまな問題に直面しながら生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディ。

本作で、主人公・加賀美零(山田)が担任を務める私立絵都学園3年0組の生徒・紺野直斗を松田元太さんが演じています。

「九九が言えないほどの成績不良」「女子からモテたいと思っているがモテ方が分からない」という紺野を、松田さんがどのように演じているのか、また、撮影エピソードなどを聞きました。

松田元太「皆さんの期待をいい意味で裏切る紺野にしたい」

──改めて、『ビリオン×スクール』に出演が決まった際の心境を聞かせてください。

山田(涼介)くんとお芝居で共演するということが一つの夢でもあったので、楽しいドラマの撮影期間になるだろうなと思いましたし、ワクワクと緊張感と…ハッピーでした!

──紺野直斗にはどんな印象を持っていますか?

ト書きでも、九九をバーッと自分で言いながら途中で分からなくなってしまうと書いてあって…バカだなと思いました(笑)。

でも、それがセリフとしてあると覚えられちゃいますし、その迷子になる感じのお芝居がちょっと難しいなって。僕自身、九九が覚えられないんだけど…なんか面白い感覚でした。

──やはり、ご自身と紺野のキャラクターには近いものがありますか?

紺野には松田の要素もあるかもしれないけど、でも紺野としていろいろな魅力を見せていけたらいいなと思っていて。

あとは、この前まで出演していたドラマ『東京タワー』(テレビ朝日)のときとも役柄がガラッと変わって、ギャップもあるので、見てくださっている皆さんの期待をいい意味で裏切るような紺野にしたいと思っています。

──紺野とご自身の一番の共通点は?僕は「表情が隠しきれてないよね」とよく言われるんですけど、そこですね。楽しかったら楽しい、つまらないならつまらない、イライラしていたらそう見える、その“隠しきれない様”は出していきたいです。

──制服の着こなしや髪型など、松田さんがアイデアを出した部分があれば教えてください。

髪型は最初、『東京タワー』と同じでいく予定だったんですけど、変えたいなと思って、衣装合わせが終わったあとに監督に「染めていいですか?」と聞きました。そうしたら「いいね!」と言ってくださったので、ベースを明るくしてメッシュを入れようということになったんです。

でも、染めに行ったときにメッシュを入れ忘れちゃって。事務所のみんなが集まるライブ(『WE ARE!Let’ get the party STARTO!!』)のとき山田くんにも(菊池)風磨くんにも「それで合ってるの?」「スタッフと話し合って決めたことはちゃんとやらないと」って言われちゃったんです。

そこで「そういえば、メッシュ入れ忘れた」と気づいて、ライブの後に染めに行きました(笑)。

──山田さんはメッシュを入れると知っていたんですか?

いや、たぶんその情報はゼロだったと思います。とにかく金髪は違うんじゃないかって。確かにと思いましたね(笑)。

──その髪型は、2クール連続のドラマ出演だから変えたい思いがあっての提案だったのでしょうか?

それもありますし、僕が想像していた紺野のイメージが今の髪型だったので提案しました。

──監督とは役柄について何か話していますか?

特に話していないんですけど、「かましてくれ」とは言われています(笑)。なので、いろいろと思ったようにお芝居をさせてもらって、それに対して監督が「いいね」といってくださったり、「こういうのはどう?」と言ってくださったりして、つくっています。

いろいろなことに挑戦させてもらえていますし、監督に対しても自分から紺野として思うことをどんどん当てて、この後も成長しまくりたいです。

山田涼介は蛍!?松田元太、先輩の“輝き”に驚き

──クランクインして少し時間が経ちましたが、現場で山田さんとどんな風に過ごしていますか?

意外と、2人で何でもない話をすることがありますね。山田くんとしても、加賀美先生としてももしかしたら聞いてくれるかもしれないと思って…この間、冗談交じりで「車、買ってください」って言ったんです。そうしたら、普通に怒られました(笑)。

──役者として対峙した印象はいかがですか?

座長というポジションでもありますし、桁外れな加賀美のキャラクターもあると思うんですけど、「うわ、スターだな」と思うことが多くて。なんだか一生キラキラしてるんですよね。

この間、夜ロケで、テントの中で待機することがあって。最初電気がついていなかったんですけど、隣に座っている山田くんが自発光してたんです。隣だけめちゃくちゃ明るく感じて。「蛍かなんかですか!?」って聞きたくなるくらい、輝きがすごかったです(笑)。

お芝居では、本番が始まると当たり前ですけど加賀美になっていて…1度、泣くつもりがなかったのに、加賀美が発する言葉が紺野としてグワッと刺さったことがあって。そのときはやっぱり山田くんってすごいなと思いました。

目の前でお芝居をしながら、いち視聴者のような感覚になって「加賀美先生、めっちゃいいじゃん!」と思っちゃって。紺野としては加賀美のことが好きじゃないですけど、松田はめちゃくちゃ大好きなので、葛藤しながらお芝居しています。

──3年0組の居心地はいかがですか?

みんなわちゃわちゃしていて、楽しいですし、本当に学校のクラスメイトっていう感じがします。みんなに会える日が分かると頑張れるというか。普段、Travis Japanのメンバーがそういう感覚になる存在なんですけど、ゼロ組はまたちょっと違う“メンバー”に会えている感じですね。

──同世代の共演者が多いですが、「これだけは負けないぞ」と思うことはありますか?

口数ですかね。せっかくだから楽しみたいですし、本当のクラスメイトとしての関係性をつくれたらいいなとも思っているので、待ち時間はずっとしゃべっています。

──お芝居の面で刺激を受けたことは?

役者一本でやられている方が多いですし、やっぱりすごいと感じることもいっぱいあって。みんなを見ていると「なんでこんなにできないんだ」ってめっちゃ思うけど、今の僕のスタンスとしては、「できなくて当たり前」「ここから成長していけばよくね?」という感じです。

僕がみんなに勝てるとは思ってないけど、それでも勝てるように、自分にしかない味が出せるように、とにかく全力で楽しんで頑張っています。

松田元太 MEGUMIとの再共演で気まずい空気に!?

──養護教諭・堺宮子役のMEGUMIさんとは、『東京タワー』から2クール連続での共演です。何か本作について話しましたか?

まだ『ビリオン×スクール』の現場ではお会いしていないのですが、バラエティ番組でお会いしたときに「また一緒だね」「そうですね」という話しはしました。

この前の役が役だっただけに、周りの人たちに「“何か”始まっちゃうんじゃない?」と言われて、ちょっと気まずい感じになりました(笑)。

でも、安心感はやっぱりあって。お姉さんでもありますし、前回いろいろと助けてくださったので、今回もMEGUMIさんがいて良かったな、と。今後一緒のシーンがあることを願って、楽しみにしています。

──紺野は「モテたいけど、モテ方が分からない」とキャラが紹介されていますが、松田さんから見て、どうしてモテないと思いますか?

カッコつけられないのが、紺野の良いところでもあり、モテないと思うところでもあるのかな。

個人的に、男性でも女性でも、ギャップがある人はステキだなと思うことが多くて。だから、紺野含めて世のメンズはギャップを出していったらいいんじゃないかと思います。

──紺野としても、これからギャップが見られるかも?

おバカな部分が多いかもしれないけど、真面目な部分も見せられたら。これからいろいろ成長していくと思うので、楽しみにしていてください!

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