古橋・前田の元同僚ジョタ、サウジアラビアのスポーツ大臣の反感を買う

ジョタ 写真:Getty Images

スコティッシュ・プレミアシップの名門セルティックで、FW古橋亨梧やFW前田大然らと共に一時代を築いたポルトガル出身のFWジョタ(アル・イテハド)。サウジアラビアへの適応に苦しんでおりグラスゴー(セルティック本拠地)への復帰に前向きであるとの報道が6月に中東で出たが、すぐさま現サウジアラビアのスポーツ大臣(アブドゥラジズビントゥルキアルサウドl)がこの報道を真っ向から否定し、ジョタのスコットランドへの帰還は許されるものではないとの見解を示した。

同大臣は『Eight Podcast』にて「元レアル・マドリードのスーパースターFWカリム・ベンゼマや、ワールドカップ優勝者のフランス代表MFエンゴロ・カンテらと共にジョタはチームに残り、新体制の中で来シーズンも残留してもらう」と語り、ジョタのセルティックへの帰還の可能性に冷水を浴びせる形となった。

ポルトガルの名門ベンフィカでデビューを飾り、セルティックに在籍した2021年から2023年の間に32ゴールという数字を残したジョタ。2年連続のリーグ優勝に貢献し、2022/23シーズンにはスコットランド国内3冠を置き土産に、シーズン終了後2500万ポンド(約52億円)の移籍金でアル・イテハドに完全移籍を果たした。

2023/24シーズンはアル・イテハドで、監督交代後に出番は増やしたものの25試合に出場してわずか5ゴール1アシストという成績で終えており、来季の巻き返しがヨーロッパへの「夢」の帰還には必要となりそうだ。

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