三陸の海産物、関西圏でPR 大阪・伊丹空港で「空の市」

三陸の生鮮品などを伊丹空港に空輸し販売した空の市の会場

 沿岸広域振興局宮古地域振興センター(大内毅所長)は6、7の両日、大阪・伊丹空港での物産展「ITAMI空の市」(ジェイエア主催)に参加した。宮古・下閉伊地域の海産物や加工品を混載して空輸し、高鮮度を売りに関西圏でPRした。

 旬の瓶ウニやホヤ、サーモンの冷燻(れいくん)、揚げかまぼこなど4事業者の12品目を出品。商品は5日に1台のトラックが各仕入れ先を巡って集荷し、花巻空港からジェイエア運航便に載せて伊丹へ。関西では珍しい品々に空港利用者らは品定めを楽しんだ。

 空路を活用した物流体制の構築を目指す実証試験は2年目。これまで商品が届きにくかった関西に高鮮度のまま届けられる利点を生かし、コストや売れ筋などを検証して販路拡大につなげる。

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