巨大なジンベエザメのはく製も! さかなクンの番組イベが大阪に

魚の不思議を紹介するイベント『ギョギョッとサカナ★スター展 ~お魚たちが教えてくれる海のこと~』が、7月12日より「大阪南港ATCギャラリー」(大阪市住之江区)で開催。10日にメディア向け内覧会がおこなわれ、東京海洋大学名誉博士のさかなクン、野々村真の娘で女優の香音、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の野牧秀隆さんが登場した。

『ギョギョッとサカナ★スター展』内覧会に出席した、(左から)香音、さかなクン、野牧さん(10日・大阪市内)

同展は、さかなクンと香音がMCを務める番組『ギョギョッとサカナ★スター』(NHKEテレ/毎週金曜・夜7時25分〜)の初めての展覧会。番組では、日本だけでも約4500種が知られている魚たちの世界を深掘りし、ギョギョっと驚く魅力満載の魚を「サカナ★スター」と称し、その秘密を分かりやすく紹介している。

展覧会は「魚の生態」と「海のこれから」をテーマに、同展にあわせてさかなクンが作ったはく製や所有する作品約70点が並ぶほか、さかなクンが描き番組で紹介された大漁旗20枚も展示される。さらに、魚の調査に欠かせないCTスキャンが、ゲームのコントローラーを使って体験操作できる。

さかなクンが作ったはく製

なかでもさかなクンは、会場で最も大きな「ジンベエザメのはく製」に注目。「偉大な大堀水心先生が50年ほど前に作られたはく製を、色褪せたり形を整えないといけないということで、長野県の「(魚類美術はく製)オガワアート」の小川先生が綺麗に整えてくれました」と紹介した。

また、香音は「ウロコのひとつひとつを描いてたり、周りのスタッフさんたちなど番組の裏側も描かれていてすごいんです」と、大漁旗をおすすめ。

そして野牧先生は、「(飛んできた)人工芝がマイクロプラスチックとなって、川を流れて砂浜にいっぱい溜まっている」と海のゴミ問題に触れ、「実はプラスチック問題って、悪い人がゴミを捨てているだけでなく、僕らが便利な暮らしをする代わりに、海や魚に影響が出ているんだということを楽しみながら学んでいっていただけたら」と呼びかけた。

イベント期間は7月12日〜9月23日。朝10時~夕方5時(最終入場4時30分)。チケットは一般1800円、中高生1000円、3歳以上700円。

会場で最も大きな「ジンベエザメのはく製」

『ギョギョッとサカナ★スター展 ~お魚たちが教えてくれる海のこと~』

期間:2024年7月12日(金)~9月23日(祝・月)
時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
会場:「大阪南港ATCギャラリー」(大阪市住之江区南港北2-1-10)

© 株式会社京阪神エルマガジン社