車から金品を盗む「車上狙い」の疑いで逮捕されていた無職の男が、車やナンバープレートを盗んだ疑いで再逮捕されました。盗んだナンバープレートをつけた盗んだ車で走っていたところ、それぞれの被害届けを受けていた警察が気づきました。
警察の調べによりますと、新潟市西区に住む52歳の無職の男は、6月23日から24日にかけて月極駐車場に止めてあった車と、その車内にあった時計など12点約63万円相当、さらにドラッグストアに止めてあった車からナンバープレートを盗んだ疑いがもたれています。
男は、24日に新潟市西区のコンビニエンスストアに止めてあった車から、パソコンなどを盗んだ「車上狙い」の疑いで最初に逮捕されました。この逮捕につながったきっかけが、盗んだ車とナンバープレートでした。
警察が車上狙いの捜査にあたっていたところ、被害届が出されていたナンバーをつけた、同じく被害届が出ている車種を発見。その車内から盗まれたパソコンなどが見つかり、男を車上狙いの疑いで緊急逮捕しました。その後の調べで、車やナンバープレートを盗んだことも特定し、再逮捕しました。
男はいずれの犯行も認めています。警察は、車上狙いの余罪や車の転売目的もあったかなど調べを進めています。
24日、新潟市西区で車の中から現金やノートパソコンなどを盗んだ疑いで52歳の男が逮捕されました。盗難車を運転していたところを発見され、この車の盗難との関連についても警察が調べています。
警察によりますと、住居・職業とも不詳の52歳の男は、24日、新潟市西区のコンビニエンスストアの駐車場に止められていた軽乗用車の中から、ノートパソコンやぬいぐるみなど13点、時価合計約3万8000円と、財布から現金約1500円を抜き取り盗んだ疑いがもたれています。
被害者の通報を受けて警察が捜査していたところ、新発田市で盗難届が出されている車を発見。停止させたところ、運転していたのがこの男でした。車内から盗まれたものが発見され、目撃情報などからも容疑者と断定し、緊急逮捕しました。
調べに対し、男は黙秘しているということです。
警察は、動機や車の盗難への関与などについて詳しく調べを進めています。また、窃盗の被害当時、車のドアは鍵がかかっていなかったということで、車を離れるときは鍵かけを徹底し、車内に貴重品を放置しないよう呼び掛けています。
