地上波テレビドラマ初出演の&TEAM・Kが死神役を熱演!―――「私をもらって~追憶編~」インタビュー

日本テレビほかでは、韓国の人気webtoon・web小説を原作にドラマ化した「私をもらって~追憶編~」が7月5日にスタートした。本作は、突然の事故で意識不明となった御曹司の稜英(前田公輝)と、同日同時刻に別の事故に遭った奈津実(久保田紗友)のはかない恋模様を描く。

意識不明で重体の稜英は、&TEAMKが演じる“死神”によって、49日間ゴーストとして奈津実のそばに戻され、自身を事故に遭わせた犯人を奈津実と共に捜していく。物語の鍵を握るミステリアスな役に挑戦するKさんに、ドラマ出演に際しての感想とドラマの見どころを伺った。

――本作のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。

「最初にお話をいただいた時は、自分にできるのかという不安と楽しみが両方ありました。普段は、音楽や舞台をやっているので、それと(ドラマが)かけ離れているじゃないかと思いましたが、舞台で演じている時との共通点や、役に立つ部分があるんじゃないかと思い、積極的にやってみたいと思いました」

――“死神”役を演じてみていかがでしたか。

「僕が演じる死神は、割と冗談を言ったり、どこか人間をなめているようなニュアンスがあると思います。今までにはない経験でしたが、役を深めていく作業がすごく楽しかったです。僕の意見もたくさん取り入れていただきました。演技をするという感覚よりは、どこか僕らしさを大事にしようと思って演じました。音楽やメロディーがない現場での撮影は大変でしたが、監督からは、たくさんアドバイスをいただきました。ほんの少しだけ、撮影開始の時に比べて成長したんじゃないかなと思います。僕はあまり滑舌がいい方ではないのですが、言葉にはいろんな表情があって、話し方や発音で伝え方が変わると教えていただきました」

――主演の前田公輝さんと久保田紗友さんの印象をお聞かせください。

「こんなにあったかい現場はないんじゃないかと思うくらい、お二人は本当に優しかったです。いい作品を作ろう! という雰囲気で、現場は常に明るくて。公輝くんと久保田さんがその雰囲気を作ってくださったと思います。公輝くんは、一緒にいてかっこいいんです。お兄ちゃんのような感じで、声からしてかっこいい。ファンになっちゃう感じです。昔から公輝くんを知っていましたし、たくさんアドバイスもいただきました。僕がドラマ出演が初めてなのも知っていらして、いろいろ教えていただきました。久保田さんは明るくて優しくて、さばさばしている。何か問題が起きても、久保田さんが緊張をほぐしてくれて。そこが印象的でした。待ち時間は3人でお話をさせていただきました。『ここはどうしたらよいですか?』と僕が質問して、お二人に教えていただきました。お二人からは『どんなことをやっているの?』とか、アーティスト活動について聞かれました」

――Kさんがドラマに出演するにあたって、メンバーの方はどんな反応をされましたか?

「正直、メンバーには『絶対見るなよ』と冗談で言うくらい、照れくさいです(笑)。メンバーからはほぼ毎日、ドラマのタイトルにちなんだ冗談や、僕の演技をまねた写真などが送られてきました。ドラマの撮影がある時は、どうしても個人活動が多くなるから、その都度メンバーからは『頑張れ』など応援メッセージや励ましの言葉をもらいました。メンバーが送ってくれたメッセージは保存しています。いつも気にしてくれていたので、メンバーも(ドラマを)僕と一緒に作ってきた感覚があるんじゃないかな(笑)。メンバーは『絶対に見る!』と言ってくれたので、放送はみんなで見ようかなと思っています。感想は…聞いてみたいけど、あまりいじられるシーンはカットしていただきたいです(笑)。それこそ、死神という役は、すごくいい意味で『ふざけている』といいますか…。緊張感を作る時もあるけど、冗談を言うシーンも多いので、僕に少し似ている部分もあるかなと思っています。楽しんでほしいです」

――視聴者に注目してほしいポイントはありますか?

「あんなおしゃれな死神はいないと思います! 服がすごくかわいくて奇麗で、このまま舞台に出たいと思うくらいでした。一つ一つのディテールがすごく新鮮でした。僕が演じるということは、もしかしたら、日本語以外の言語もたまに出てくるんじゃないかと思うので、期待して見てほしいです。あとは、僕も公輝くんが演じる稜英という役も亡霊じゃないですか。亡霊ならではの瞬間移動や、死神の登場シーンは毎回、結構バラエティーがあって面白いと思うので楽しみにしてください」

――作品ははかないラブストーリーですが、グッとくるシーンはありますか?

「稜英と奈津実は、最初は意見が合わないような瞬間もあるけど、徐々に気持ちが変化していく過程や、僕自身も最初はふざけたり、意地悪な気持ちで演じていたつもりが、2人の熱量を見て変わっていくので、その変化は見ていただきたいですし、僕自身も役に入り込んで演じられたと思います」

――作中では踊るシーンもあるそうですね。

「結構、踊りました(笑)。僕の中では、“おしゃれな死神”というコンセプトがあって。振り付けはその場でイメージしながら、スタイリッシュな感じを出せるよう踊りました」

――最後に、夏を乗り切る秘訣やアイテムがあれば、教えてください。

「炭酸飲料です! 炭酸飲料で夏を乗り切ります(笑)!!」

――引き続き、放送を楽しみにしています。ありがとうございました!

【プロフィール】

K
9人組グローバルグループ「&TEAM」として2022年にデビュー。歌、ダンス、表現力に優れた実力を持ち、振り付けにも参加。今夏には、全国4都市で自身初のアリーナツアーを開催し、2nd SINGLE「青嵐(Aoarashi)」が8月7日にリリースされる。

【番組情報】

「私をもらって~追憶編~」
日本テレビほか
金曜 深夜0:30~0:59(※編成都合により時間変更の可能性あり)
※TVer、Huluにて見逃し配信あり

原作「私をもらって」RoseBean(「NAVER SERIES」連載)
「私をもらって」RoseBean・One Punch Rabbit(「LINEマンガ」連載)

取材・文/M.O(日本テレビ担当) 撮影/尾崎篤志

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