ノーメイク時代のキッスに在籍したブルース・キューリック「スペースマンはやりたくない」

Ja Fryta from Strzegom, CC BY-SA 2.0

キッスがノーメイクで活動をしていた時代(1983~1996年)に在籍していたギタリストのブルース・キューリックは、2002年にエース・フレーリーが2度目の脱退をしたとき、バンドから再加入の誘いがなかったことを残念には思っていないという。

キューリックは1984~1996年にキッスに在籍。オリジナル・メンバーでの再結成が決まったことでバンドを離れた。2002年に脱退したフレーリーの後任にはトミー・セイヤーが就いた。

『Guitar World』の新インタビューで、キューリックは、キッスにいたことは懐かしく思うが「スペースマンならやりたくない」と話している。「彼らからキッスに戻るよう誘われなかったことに失望はしていない。キッスに戻るってことは、スペースマンにならなくてはいけなかったわけだろ?それをやったら、俺のノーメイク時代を否定することになっていた」

キューリックはまた、キッスのラスト・ツアー<End Of The Road>にも誘われなかったそうだ。「連絡は全くなかった」「俺はずっと、キッスにいた日々を懐かしく思っている。だが、キッスの一員になるのがトミーのようにスペースマンになるって意味なら、俺はやりたくない。それに、自分から最後に参加させて欲しいと頼むくらいなら、家にいたほうがいい。だから、エースは俺をリスペクトし、常に親切にしてくれるんだと思うね」

キューリックは、キッスに在籍時、『Asylum』(1985年)、『Crazy Nights』(1987年)、『Hot In The Shade』(1989年)、『Revenge』(1992年)、『Carnival of Souls: The Final Sessions』(1997年)の5作(*一部参加は除く)のスタジオ・アルバムを制作した。

Ako Suzuki

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