6月定例香川県議会 給食費無償化を国に求める意見書否決 タブレット端末の公費負担継続求める請願も不採択

6月定例香川県議会は補正予算案などを可決し、閉会しました。学校給食費の無償化を国に求める議員提案の意見書は賛成少数で否決されました。

11日、本会議で議案の採決が行われ、企業や家庭に太陽光発電の設備を導入する費用の補助などを盛り込んだ一般会計補正予算案など15の議案を原案どおり可決、同意しました。

また自治体の財政力によって、ばらつきが生じている学校給食費の無償化について、自民党議員会など6つの会派の議員が国に財政措置を求める意見書を提案しました。

これに対し、最大会派である自民党県政会の友枝議員が反対討論を行い、「無償化自体は否定しないが、議論を重ねる必要がある」と述べました。

(自民党香川県政会/友枝俊陽 議員)
「地産地消、食育といった地域の特色や個性を失いかねない懸念もあるのではないか」

採決の結果、自民党県政会と公明党議員会が反対し、賛成少数で否決されました。

また、現在、高校生に無償で貸し出しているタブレット端末を2025年度から個人購入にする方針をめぐり、公費負担の継続を求める請願は反対多数で不採択となりました。

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