保護センターにいた生後1カ月の子猫と家族になり、もうすぐ14年。これまでの日々を振り返り「出会えたことに感謝」

「私たち家族とご縁があって出会えたことに感謝しています」と話すのは、X(旧Twitter)ユーザー@Mmk03____さん。

引用元:@Mmk03____

今から13年前、飼い主さん家族は生後推定1カ月だったみゅうちゃん(取材時13才)を家族に迎えました。みゅうちゃんを迎え入れた経緯について、飼い主さんは次のように話しています。

飼い主さん:
「大の猫好きの旦那が、ふと保護センターにいる猫のことが気になって足を運んでみることにしたそうです。市の保護センターへ行くと20匹くらいの成猫がおり、その後職員の方から『子猫もいるんですけど見てみますか?』と言われて案内してもらったそうです。

別室に行くと、そこにはたくさんの子猫が。その中でミャーミャーと鳴きながら勢いよく近づいてきたのが、みゅうちゃんだったようです。

旦那は無邪気なみゅうちゃんの可愛さに心を奪われて、『家族に迎えたい』とそのまま家に連れて帰ってきたんです」

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飼い主さんによると、みゅうちゃんのお迎えは突然のことだったのだそう。というのも、飼い主さんの夫が保護センターへと足を運んだ日、飼い主さんは仕事でお子さんは学校だったため、「旦那ひとりの決断でした」とのこと。

飼い主さんは当時の心境について、驚きと嬉しさの両方あったと話しています。

飼い主さん:
「旦那から送られてきたみゅうちゃんの写真を見て、『自宅のリビングに見たことのない三毛猫ちゃんがいる〜!』と、ものすごくびっくりしました。

でも、私も子どもたちも、みゅうちゃんを家族に迎えることに反対の気持ちなんかまったくなく、喜んでお迎えしていました」

お迎えした当時、みゅうちゃんは母猫のオッパイが恋しい年頃で、まだまだ小さい子猫でした。飼い主さんの家には2匹のオスの先住猫・ニャン吉くんとクロちゃんがいましたが、2匹はみゅうちゃんを威嚇することなく、すぐに受け入れてくれたのだとか。

お迎え当時の出来事で、飼い主さんが印象に残っているエピソードがあるといいます。

飼い主さん:
「みゅうちゃんはなぜかオスのクロちゃんをお母さんだと思い、オッパイを探しお腹をべちゃべちゃにしていました。クロちゃんは小脳に障害あり、食べ方や動きがほかの猫と違うのですが、横になって母親代わりに懸命にオッパイをあげていましたね」

飼い主さん家族に大歓迎されながら、みゅうちゃんは家猫としての猫生を歩むこととなったのでした。

みゅうちゃんはどんなコに成長した?

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それから飼い主さんの家で健やかに成長し、穏やかな日々を送ってきたみゅうちゃんは、今年の8月で14才になります。今まで目立った大きな病気もせずに、元気に暮らしているといいます。

子猫の頃からよく寝るコだというみゅうちゃんは、今でも寝るのが大好きなのだそう。「寝顔や寝方は昔も今も変わらない」といい、とても愛らしいのだとか。

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そんなみゅうちゃんは、おとなしくてマイペースな性格のコ。かまわれるのはあまり好きではないけれど、かまってほしい気分のときは、家族の目を見て鳴いてしっかりとアピールしてくるのだとか。

また、同居猫たちに対しては「ときには厳しく、ときには優しく、しっかり者のお姉ちゃんという感じ」なのだそう。2匹のオスの先住猫・ニャン吉くんとクロちゃんが亡くなってからはみゅうちゃんが最年長のため、みゅうちゃんが家をしっかりと守ってくれているそうです。

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ただ、みゅうちゃんが7才の頃に迎えたこまちちゃんにはタジタジなようで、こんなエピソードも。

飼い主さん:
「こまちが“おてんば娘”すぎて、さすがのみゅうちゃんもお手上げ状態のようです。今でも追いかけられていますね(笑)」

みゅうちゃんたちの存在に感謝

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みゅうちゃんたちの成長を見守りながら、充実した毎日を過ごしているという飼い主さん。みゅうちゃんたちとの出会いを振り返り、今どのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん:
「我が家の今の3匹の猫と、虹の橋を渡った2匹の猫。私たち家族とご縁があって出会えたことに感謝です。疲れたときやつらいことがあったときなど、このコたちのおかげで癒され笑顔になったことが数えきれないほどたくさんあります。

みんな大きな病気もせず元気にここまで成長し、長生きしてくれて嬉しく思います。これからも健康で、みんなと楽しく幸せに過ごしていきたいと思います」

写真提供・取材協力/@Mmk03____さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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