【高校野球】今年は更なる高みを目指して…“逆転”の千葉英和が挑む夏

【高校野球】今年は更なる高みを目指して…“逆転”の千葉英和が挑む夏

 千葉英和高校野球部のモットーは、「自主性を重んじ、選手自らが考える野球」。
 今、自分たちに何が必要かを考えてメニュー作成を行っているそうです。

 キャッチボールの終わりにキャプテンが取り出したのは、ストップウォッチ。
 限られた時間の中で効率よく練習が進むよう、分単位でキャプテンが指示を出していきます。

 1年生から3年生までの部員全員が実践的な野球ができる環境が整っていて、厳しさもありつつ、みんなエンジョイしながら練習を進めていきます。

 そんな千葉英和は、春の大会で11年ぶりのベスト4進出を果たし、Aシードを獲得しました。

 なんと、初戦から準々決勝までの4試合すべてが逆転勝ち!
 どのような試合展開でも諦めることなく粘り強く戦うことができるのが、千葉英和最大の強みとなっています。

 そんな千葉英和の中心選手を、まずは投手陣からご紹介!

 伸びのあるストレートと変化球のどちらでも三振がとれる左のエース、石井敢大選手。
 伸びのあるストレートが持ち味で右の主戦投手のひとり、大谷侑輝選手。
 多彩な変化球を操りどの球種でもストライクを取ることができる大坂拓実選手。

 そして春の快進撃を支えた打線の上位4人は、この夏も注目です。

 1番はキャプテンも務める黒澤一志選手。先頭打者としてチャンスメイクができるだけでなく、チャンスにも強く、守備ではショートを守る攻守ともにチーム中心の選手です。

千葉英和3年 黒澤一志 選手
「攻守ともに中心となると思うので、チームの先頭に立って勢いよく元気よくプレーしたい」

 しぶといバッティング、走力のある2番打者は鈴村準太選手。

千葉英和3年 鈴村準太 選手
「このチームの特徴として、笑顔が多いときほど強くなる傾向があるので、試合や練習関係なく笑顔が多くなることを心がけています」

 3番は勝負強いバッティング、走攻守三拍子揃った飛田大宙選手。

千葉英和3年 飛田大宙 選手
「自分の打順は大事な場面で回ってくると思うので、その大事な場面で1本打って、チームの勝ちに導けるよう頑張りたい」

 そして不動の4番バッター、ルーレンマックス選手。状況に応じたバッティングもできますが、春の大会ではホームランを打つなど、彼の魅力はなんといってもその長打力!

千葉英和3年 ルーレンマックス選手
「自分の前を打つバッターが塁に出てチャンスを作ってくれるので、自分がかえせるように、自分の仕事ができるように頑張っていきたい」

 各選手が自分の役割を全うし、持ち前の明るさとチームワークで勝利を目指します。

千葉英和 仁井田意 監督
「とにかく千葉英和ができる野球というのを、一戦必勝で、先を見ずに目の前の試合を勝ち切ることを目標にやっています」

 “春のベスト4に誰も満足なんかしていない”
 更なる高みを目指し、“逆転の英和”がこの夏に挑みます。

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