バルセロナ、ユーロで躍進のビルバオFWニコ獲得で個人合意?障壁は2つか

ニコ・ウィリアムズ 写真:Getty Images

バルセロナ(スペイン1部)が、アスレティック・ビルバオ(同1部)に所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)の獲得に興味を持っているようだ。

ガーナ代表FWイニャキ・ウィリアムズを兄に持つニコは、アスレティック下部組織出身で2021年4月にトップチームデビュー。兄同様に抜群のスピードを生かしたドリブル突破を武器に昨季は公式戦37試合で8ゴール19アシストを記録した。

スペイン『スポルト』によれば、現在開催されているユーロ2024ではバルセロナのFWラミン・ヤマルと両翼を担い素晴らしい活躍を見せてスペイン代表の決勝進出に大きく貢献したニコに関して、バルセロナが個人合意に漕ぎつけた模様。最近の会談でニコの代理人は契約年数などで原則的な双方合意に至ったようだ。

ただ、バルセロナがこのオペレーションを遂行するには2つの障壁があり、1つ目はニコに設定されている6000万ユーロ(約105億円)の契約解除金をどう支払うかだという。加えて、新加入選手を登録するために、大幅給与削減が必要なようだ。

また、バルセロナが8月の第1週までに上述した2つの問題を解決できなければ、チェルシー(イングランド1部)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)などからの注目も浴びているニコが加入することはないようだ。同選手はアスレティックが理想的な後釜を見つける時間がない場合は下部組織から育ったクラブを退団したくないと考えているようだ。

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