【藤崎】夏バテに勝つごはん! 「~MACO~」の日替わりバランス飯

はじめまして。リビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ハヅムラルダ” です。

初投稿は、福岡市地下鉄藤崎駅そばにある大好きなランチのお店を紹介します。

藤崎駅から徒歩2分、明治通り沿いにこの赤いのぼり旗を見つけたらそこが「間借り食堂 ~MACO~」です。夜営業のバー「cafe&bar HOBART」を間借りして週3回、水・金・土曜日のみのランチタイムに営業しています。

看板から奥に入り、「HOBART」と書かれた店舗に入っていきます。食事には外のテラスも利用可能です。

店内は、テーブル、カウンターで10席ほどあります。

スポーツフード&食育アドバイザーの作る元気が出るごはん

迎えてくださるのは森田真由美さん。2018年、福岡のテレビ局の料理番組企画で5週勝ち抜きグランドチャンピオンを獲ったほか、食パンメーカーのアンバサダーや食材宅配会社のプレミアムモニターとしてレシピ考案を担当するスゴ腕の料理人さんです。

森田さんの作る日替わりランチ“ちからめし”は、おかずの品数が多く栄養モリモリ、のぼり旗の文字通り、“満腹・満足”感たっぷりの手作り定食です。

森田さんは、シンクロナイズドスイミング(現:アーティスティックスイミング)の国体福岡県代表選手だった娘さん(現在18歳)に、体にいいものを食べさせたいと日々アスリート向けの食事を研究しSNSにアップしていたところ、それが食べたいという声が多かったため、この食堂を始めることにしたのだとか。

スポーツフードアドバイザー・食育アドバイザーの資格を生かし、ランチは、元気が出て疲れがとれる食材を絶妙に組み合わせたメニューがてんこもりです。

夏バテしにくい食事のバランスとは?

この日のメニューはこんな感じ。

○華味鶏の鶏天(なにぽん×カラシをつけて)

○冷しおでん (トマト・おくら・なす・しらたき・竹輪・がんも)

○ツナとなめ茸と大葉の卵焼き

○白ごはん ~島根県雲南産こしひかり~

気温35度以上の蒸し暑い天気が続いていたため、「疲れをためない、夏バテしにくい食材を組み合わせてバランス飯にまとめました」と森田さん。

揚げたての鶏天につける“なにぽん(何にでもかけたくなるぽん酢)”は、森田さんが開発したポン酢。国産ニンニク、福岡県産醤油を材料に老舗醤油醸造元が製造しており、食欲をそそるにんにくの香りとパンチのある橙の酸っぱさがくせになる個性的な味わい。これが、鶏天に合う!

「夏の食事こそ1日3食を心がけて! でも食欲不振時は無理はせず量より質を意識してたんぱく質、ビタミン、ミネラルがしっかり摂れる食事を食べてください。にんにく、たまねぎ、ねぎなどに入っている成分“アリシン”+酢の“クエン酸”+肉、豆腐などの“たんぱく質”を一緒に取ると、疲労回復効果が高まり翌日に疲れが残りにくい。疲労時は肉をいっぱい食べるべきと思われがちですが、効果的に食べれば量を多く取る必要はないんです」(森田さん)とのお話にいたく納得。この日から我が家の夕飯でもこの3食材の組み合わせを実践して、たんぱく質を食べるよう心がけてます!

冷やしおでんのお出汁は森田さんのオリジナルで、さんま、まぐろ、鰹、昆布からとったもの。さっぱりしているのにしっかりうまみがあり、箸が進みます。卵焼きは、ツナのコクがしっかり感じられ、一切れでも食べ応えがあります。

「魚をとることを大事にしているため、お出汁にこだわり、卵焼きにもツナを入れています。実はお出汁からも魚の栄養がとれるんです」森田さんがお話してくれる食に関するトリビアは、目からウロコの知らなかったことばかり。この日は、毎日の食事作りについて森田さんに相談しているお客さんもいました。

おでんとは違うお出汁のやさしい味のお味噌汁とごはんも幸せの味。特に、常連客に愛されているというツヤツヤのごはんは、白ごはんだけで食べられるほどおいしい! あまり流通していない島根県雲南産こしひかりを取り寄せていて、冷めてもおいしいそうです。

実は連日の猛暑で食欲が落ちていたのですが、この定食は、どのメニューもさっぱりと食べやすくてすぐにぺろりと完食してしまいました。

イートインはランチにスープ付きで1,000円、ドリンクは+100円 デザートは+200円 。 テイクアウトは890円です。限定一日30食のため、予約がおススメです。お弁当も人気で、半数はテイクアウトです。

テイクアウトはこんなかわいいラッピングで手持ち弁当にできます!

グローバルな世界各国メニューも魅力

私が好きなのは、日替わりランチのバラエティに富んだメニュー。工夫を凝らした和食だけでなく、ハンバーガーやパエリア、トルコ料理、ベトナム料理、ハワイ料理など、めくるめく国際的なラインナップが並びます。海外在住経験のある森田さんは、海外で食事が口に合わずに帰国する人を見て、娘さんには世界の味を脳で覚えてほしいと様々なメニューを取り入れるようになったのだとか。食べたことのない国の料理でも、日本人にも食べやすくアレンジされているので、モリモリ食べられます。

今度ははたしてどんな料理なのか? ~MACO~ファンの私は、インスタグラムで毎営業日前日に発表するメニューをわくわくしながらチェックしています。食べにいけない日でも、見るだけで楽しく、自分の作る食事レシピの参考にもなります。

お母さんの愛と気合い、そして食のしあわせがつまったような~MACO~の日替わりランチ。毎日の健康のために、こころとからだがよろこぶごはんをぜひ!

この日いただいたポン酢“なにぽん”(950円/税込)は、HOBART店内ほか、ネット(https://www.comerne.com/naniponyokadare/)、おさかな天国(福岡市西区)でも購入可能。もつ鍋のたれから生まれ、にんにく&コチジャン&豆板醤&あごだしを使った万能調味料“博多よかだれ”(950円/税込)も、森田さんの開発商品です。

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