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熊本県内は12日、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で大雨となる恐れがある。11日は山沿いを中心にまとまった雨が降っており、熊本地方気象台は土砂災害や河川の氾濫、浸水の危険が高まっているとして厳重な警戒を呼びかけている。
気象台によると、12日は夜にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨となる。午後6時までの24時間雨量の予測は、多いところで熊本、阿蘇、球磨地方で150ミリ、天草・芦北地方で120ミリ。1時間雨量は最大50ミリを見込む。
10日未明の降り始めから11日午後4時までの総雨量は南阿蘇村で105・5ミリ、五木村で93・5ミリ、山都町で83・0ミリなど。すでに地盤が緩んでいる地域もあり、特に土砂災害への警戒が必要となっている。(堀江利雅)