稲森佑貴、大槻智春ら4人首位発進 石川遼は88位と出遅れ

7アンダーで発進した稲森佑貴(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 初日(11日)◇ザ・ノースカントリーGC(北海道)◇7178yd(パー72)◇晴れ(観衆1261人)

北海道での今季初戦は、首位に4人が並ぶ混戦の幕開けに。前週「日本プロ」を2位で終えた稲森佑貴、北海道で1勝(2022年「ANAオープン」)の大槻智春、ツアー未勝利の嘉数光倫、杉山知靖が「65」でプレーし、7アンダーでトップを分け合った。

稲森は前週からの好調を維持し、「ショットが全体的に良かった」と持ち味のフェアウェイキープ率は100%を記録。後半6番は短い距離を外す3パットで唯一のボギーを喫したが、「いったん忘れて、残り3ホールに切り替えて集中した」という上がり3ホールで2バーディを奪い、今季初の首位発進を決めた。

6アンダーの5位に国内ツアー今季2戦目の小平智、平田憲聖、今平周吾、近藤智弘、金田直之、吉田泰基の6人。5アンダーの11位に堀川未来夢、大堀裕次郎、細野勇策ら8人が並び、首位から2打差に18人がひしめいている。

稲森と同じく前週2位の蝉川泰果、今季1勝の幡地隆寛は4アンダーの19位。2021年大会を制した比嘉一貴、昨年大会2位の片岡尚之は3アンダー31位でスタートした。

大会2勝(2014、19年)の石川遼は3バーディ、3ボギーの「72」と伸ばせず、イーブンパーの88位と出遅れた。

前週のメジャーでプロ初優勝を飾った杉浦悠太は、右ひじ痛のためスタート前に欠場を表明した。

<上位成績>

1T/-7/稲森佑貴、大槻智春、嘉数光倫、杉山知靖
5T/-6/小平智、平田憲聖、今平周吾、近藤智弘、金田直之、吉田泰基
11T/-5/今野大喜、小林伸太郎、細野勇策、大堀裕次郎、長野泰雅、阿久津未来也、前田光史朗、堀川未来夢

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