石丸伸二氏、選挙特番の “場外乱闘” 弁明するも「他責思考」に集まる批判…バトル相手の古市氏は「出来の悪い生成AIみたい」と挑発

(写真:Pasya/アフロ)

選挙特番での “ガチバトル” の余波が収まらない──。

社会学者の古市憲寿氏は、7月10日にXを更新、都知事選後の選挙特番での石丸伸二氏とのやり取りについて言及した。

「古市氏は日本テレビ系の中継で石丸氏にインタビューしましたが、石丸氏が質問にまともに答えず、話がかみ合わないまま中継時間が終了しました。

それから3日後、古市氏はXを更新し、《色々な人から都知事選のことを聞かれるので一応書いておきますね》と前置きして、選挙特番での石丸氏とのバトルに関して長文で投稿。文章中には、ずいぶん挑発的な言葉も含まれていました」(週刊誌記者)

石丸氏と初めて話したという古市氏は、

《中継のせいなのか、出来の悪い生成AIみたいな話しぶり、という印象でした。いや、今時ChatGPTでももっとスムーズに会話できるので、面白かったです》

《やりたいことが具体的な人の場合、行政と立法が混じるってことは、あんまりないんですよね。あるとしたら、何でもいいから政治家になりたい場合。どこでもいいから選挙で勝てばいいと考えている場合。(中略)それって石丸さんの定義した「政治屋」そのものじゃないの?》

《今回のやりとりのように「答えない」という戦略があってもいいと思います。だとしたら、選挙特番などの番組自体に出ない方がよかったと思うんですよね》

などと指摘した。一方の石丸氏も “場外乱闘” では負けていない。石丸氏は、同日、YouTubeチャンネル『ReHacQ−リハック−【公式】』の「激論!都知事選とメディアの功罪」に生出演。選挙特番での “ブチキレ対応” の真意に言及した。

「聞き方も雑なんですよ。『これ言ってたんですけどね』と伝えると、それにかぶせてくる。再質問がわかってないんだろうなと思って。最初のスタートから選挙期間が終わるまで見てなかったんだろうなっていうインタビューになってたんで。その都度、それはですねって返していった」(石丸氏)

SNSでは双方の発言に批判が噴出している。

《選挙特番のたびにあのいやらしい聴き方をする古市氏に眉を顰める人は多いやろ。それをがっつり差し引いたとしても、石丸は各局のインタビューにマトモに答える気が最初からなくて質問自体に難癖をつける、質問者によってコロっと態度を変える、それがまともなと思ってる人は「マトモ」ではないので話しかけて来ないでください。》

《悪意に悪意で返しただけのような。そうだとしたらなぜ古市氏は許され、石丸氏がダメの前提が成り立つのでしょうか??》

さらに、石丸氏に対しては “他責思考” という新たなキーワードも浮上している。

《政治ってさ、志すには、自己満足の為のものじゃなくて、もう死語かもしれないけど『滅私奉公』の気持ちがある人にやって欲しいのよ。あと、他責の考えの人には上に立ってほしくないね。》

《(石丸氏が)都知事になったとして、何か問題発生して突っ込まれたら間違いなく選挙で選んだ都民のせいにするぞ。自分は選挙で選ばれただけ、最終的な責任は自分に投票した都民にあるって。》

“他責思考” とは、問題が発生した際に自分以外に問題があるとする考え方のこと。お互い、相手への非難を続けているうちはバトルは終わりそうにない──。

© 株式会社光文社