創作活動に専念できる寮「VUY」著名編集者発案でCAが展開 家賃光熱費は無料、生活費もサポート

サイバーエージェントは11日、多数のヒット作に関わった漫画編集者・林士平氏を寮長兼プロデューサーに迎え、未来ある漫画家が漫画を描くことだけに集中できる環境を整えた寮施設「MANGA APARTMENT VUY」を発表。同日より入居者募集を開始した。

【画像】アパート内の施設イメージ(全3枚)

この度発表されたVUYは「漫画を描くことだけに集中できる環境を整えたアパートメント」として展開予定で、入居にあたっての居住費や光熱費は全て無料、食費をはじめとした生活費もサポートするという。施設内には漫画や映画などの資料も大量に用意されており、インプットにも困らない環境になるとのこと。

これは『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』などのヒット作を手がけた漫画編集者である林氏が「日本が世界に誇る漫画産業において、まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、本気で漫画家を目指す人々をサポートしたい」という想いにサイバーエージェントが共感し、発足した。

本施設の入居には2段階の選考があるといい、書類選考(原稿、履歴書)は本日11日からスタート。応募には自作のマンガ原稿などが必要だといい、面接などを経て2025年4月1日からの本格始動となる。

寮長となる林氏は、「才能ある人々が、生活やお金のことを気にせず、ただ夢にだけ向き合うことができる場所があったら?」という思いからこのプロジェクトを始動したと説明しており、素晴らしい漫画作品が生まれるきっかけになれればと期待感を示していた。

▼林氏コメント
才能ある方たちが、生活やお金のことを気にせず、ただ夢にだけ向き合うことができる場所があったら?
このプロジェクトは、そんな妄想から始まりました。
私は、数多くの才能の原石と出会ってきました。
光る才能はあれど、経済的な理由で夢を諦めざるを得ない人もいました。
日本はまだ、この国に眠る天才を世界に送り出しきれていない、と思うのです。
『MANGA APARTMENT VUY』は、まだ発見されていない才能を1人でも多く見つけ出し、夢に向かい集中できるようなサポートを徹底します。
本気で漫画家を目指す方々が集うアパートメントとして、才能が育ち、切磋琢磨し、新たな作品が生まれる環境を提供いたします。
入居にあたっての居住費や光熱費は全て無料とし、食費をはじめとした生活費もサポートします。
建物には漫画や映画などの資料も大量に用意されており、インプットにも困らない環境です。
同じ情熱を持った人と同じ空間で、学び、考え、描くことに人生を捧げられるVUYでの経験は、漫画家としての大きな財産になることでしょう。この場所が、素晴らしい漫画作品が生まれるきっかけとなることを願っています。

© 合同会社サブカル通信社