貧乏球団が破格の10年485億円オファー ジャッジの心を動かした“意外”すぎたライバル

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

2022年オフのジャッジ争奪戦…同地区のレイズもオファーしていたという

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は2022年オフ、9年総額3億6000万ドル(約582億円)で再契約を結んだが、同じ地区に所属するレイズも10年契約で獲得に乗り出していたという。地元紙「タンパベイ・タイムズ」が伝えている。

ア・リーグ最多記録の62本塁打を放った2022年、ジャッジは去就でも注目を集めていた。開幕前にヤンキースからの7年総額2億1350万ドル(約345億円)のオファーを断って、オフにFAに。同紙によると、ジャッジは9日(日本時間10日)、「ジャイアンツやパドレスからは、何となくオファーが来ることを予想していたんだ」などと語ったが、予想していない球団もあったという。

「レイズには驚かされたよ。彼らは同地区のライバルだし、僕はキャリアの中でずっと彼らとの対戦プランを立てていたからね」とレイズからもオファーがあったことを明かした。

当時、レイズはおよそ10年3億ドル(約485億円)のオファーについて話し合うことに前向きだったという。ジャッジは「非常に敬意を持ったオファーだった。彼らを尊敬している。いいチームだし、タフな相手だ」とした上で「彼らのためにプレーすることを考えるのは、非常に難しいことだった。なぜなら、僕はキャリアを通じて彼らと戦う上でゲームプランを立ててきたし、倒そうとしていたんだからね」と明かした。

オファーには敬意を払いつつ、同じア・リーグ東地区ということもあり、断ったというジャッジ。実現していたら、どんなことになっていただおうか。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2