アカデミックハラスメントで女子専門学生が自殺したとして遺族が提訴 学校側は争う姿勢

専門学校の女子学生が教員によるアカデミックハラスメントを苦に自殺したとして、遺族が学校法人などに対し損害賠償を求めた裁判が始まり、学校側は請求の棄却を求め争う姿勢を示しました。

埼玉県の医療系専門学校に通っていた仙台市出身の下田華愛さんが、教員2人に精神的に追い詰められるアカデミックハラスメントを受けてうつ病になり2023年11月に自殺したとして、華愛さんの母親が学校法人や教員などに対し約6800万円の損害賠償を求めています。

仙台地裁での第一回口頭弁論では学校側の出席はなく、提出した答弁書で遺族側の請求の棄却を求め争う姿勢を示しました。

下田華愛さんの母親「大切な命が1つ失ったということをきちっと理解していただけるように闘ってまいりたい」

学校法人はkhbの取材に対し「今後の裁判で学校としての認識をお話したい」とコメントしています。

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