ロジャー・ウォーターズ、「Wish You Were Here」は「ギルモアのリフを聴いて1時間で完成した」

ロジャー・ウォーターズ、「Wish You Were Here」は「ギルモアのリフを聴いて1時間で完成した」

ロジャー・ウォーターズは、ピンク・フロイドの名曲の1つ「Wish You Were Here」(1975年)を作るのに1時間しかかからなかったそうだ。

彼は今週、YouTubeで公開されたAXS TVのインタビューで、「Wish You Were Here」の裏話を問われると、こう語った。「とても簡単に思い浮かんだ奇妙な曲の1つだった。デヴィッド・ギルモアがあのリフをプレイし続けていたんだ。それを聴いていた僕は、“それなに?”“もう1回プレイしてみて”って言った。で、“その続きは?”って訊いたら、“ないよ、ここまで”って言うから(笑)、僕は“気にいった。次どうするか、僕が試してみてもいいかな?”って尋ねたんだ」

「それでいくつかのコードをプレイし、ものすごく早く曲が完成した。多分、1時間でかな。意識の流れが上手く作用する至福のときの1つだった。ミーターと意味のある言葉も浮かび、メロディに適合した。僕はあまり深堀しないようにしている。蝶を調べるのとちょっと似ていると思う。細粉と破片になってしまう」

「Wish You Were Here」が収録された同名タイトルのピンク・フロイドの通算9枚目のスタジオ・アルバムは来年、リリース50周年を迎える。

ウォーターズは1993年、『Guitar World』のインタビューで、「僕的には、『Wish You Were Here』は最も満足しているアルバムだ。本当に気に入っている、『Dark Side Of The Moon』よりこれを聴く」と話していた。

Ako Suzuki

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