「そうだ 京都、行こう。」に実際に行ってみた! クラシカルな“長楽館”の「ミルフォイユ」は夢に見る味わい<取材レポ>

長楽館

JR東海が1993年秋よりスタートした京都の観光キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」。今年の夏は「京都がくれる癒し」をテーマにしており、CMには、“旅人”としてナレーションを務める安藤サクラが出演しています。2023年に30周年を迎えた歴史のあるシリーズですが、実は“旅人”が映像に登場するのは、意外にも今回が初とのこと。そんなCMに登場するスポットを巡るプレスツアーが開催。今回は、「そうだ 京都、行こう。」の公式ホームページで「癒しの京都旅行プラン」のひとつとして紹介されている、長楽館にお邪魔してきた様子をレポートします。

■うっとりするほどステキな館内

今回紹介する長楽館は、明治42(1909)年に、“煙草王”と呼ばれた実業家・村井吉兵衛によって建てられた京の迎賓館。伊藤博⽂や⼤隈重信といった名だたる人物が訪れ、京都市有形⽂化財にも指定されています。現在は、そのクラシカルな雰囲気を生かし、カフェ、レストラン、スイーツブティックとして一般客も利用でき、併設するホテル(新館)に宿泊することもできます。

そんな長楽館では、「そうだ 京都、行こう。」夏のキャンペーン中、JR東海の「EX旅先予約」でで事前予約すると、パイ生地の「ミルフォイユ」とバラの形に絞ったクリームが印象的な「ウインナーコーヒー」のセットを2750円(税込)と、通常よりもお得な価格で楽しむことができるのです。

実際に「ミルフォイユ」がテーブルに届くと、まず驚いたのがパイの高さ! サクサクのパイ生地の間にカスタードクリームがたっぷりとサンドされているのですが、「食べきれるかな」と不安に思うほどのボリューム感があります。ドキドキしながら一口食べてみると、サクっと軽い食感のパイ生地と、とろ~り食感のクリームがマッチして、口の中が幸せでいっぱいに。お皿の上に盛られたキャラメルアイスがビターな味わいのため、最後まで飽きることなく、むしろ「もうなくなってしまった…!」と感じるくらい、さくっと満喫することができました。個人的にあまりの美味しさに夢に見るほど病みつきに。また食べたい。

このほかにも、季節の「アフタヌーンティー」や、丹波牛を芳ばしくグリエにした「丹波牛と加茂茄子 万願寺唐辛子」(ランチ&ディナーコースメニュー)なども絶品! まるで明治時代にタイムスリップしたような空間で、華やかなスイーツやグルメに癒されてみてはいかがでしょうか?

■いつか泊まりたい!

そしてこの日は、長楽館の新館にあるホテル“HOTEL CHOURAKUKAN”を少しだけ見学。客室は全6室で、無垢の木材をふんだんに用いた内装の数々にうっとり…。窓の外に目を向けると、東山の緑に囲まれた癒やしの空間が広がっており、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧など、四季折々の光景を堪能することができるそう。

また、朝食や夕食、ティータイムと、一日中、長楽館で過ごせて、まるで明治時代の迎賓館に招待されたかのような気分が味わえるのも魅力の一つ。客室数も限られていることからなかなか予約が取れないそうですが、「いつかは泊まってみたい」とロマンを感じる空間でした。

京阪「祇園四条」駅から徒歩約10分、京都市営地下鉄「東山」駅からは徒歩約15分と好立地にある長楽館。円山公園に隣接しており、清水寺や高台寺、知恩院などの観光スポットへも徒歩で訪れることができるのも魅力です。観光の合間に訪れたいのはもちろんのこと、できることなら1日を通して過ごしたいと感じるほど、魅力あふれる施設でした。

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