![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1184076941632340074/origin_1.jpg)
2023年、猛暑の影響で県産コシヒカリの等級が大幅に低下したことを受け、県や関係団体がこの夏を乗り切る対策などを話し合いました。生産者に対し、肥料を与える回数を増やすなど、一段と対策を強めるよう呼びかけています。
去年産の県産コシヒカリは、記録的な猛暑と渇水の影響で一等米比率が過去最低となる5%に落ち込みました。まもなく穂の生育に重要な出穂期を迎えることから、県や関係団体が11日、この夏の猛暑対策を話し合いました。
■県農林水産部 樋口泰浩参事
「栄養が足らなくなる可能性も考えられるので、状況をよく観察して夏の暑さを乗り越えられる肥料の追加をお願いしたい。」
県内は6月、気温が高い状態が続き全体としてコメの生育が早いため、現状は肥料を控えた方がいいと説明。一方、今後は高温が予想されることから、生産者に対して生育の調査や診断を徹底し、肥料を与える「穂肥」のタイミングを見極めてほしいと呼びかけました。
■県農林水産部 樋口泰浩参事
「夏の暑さを乗り越えられる稲に育てて、何とか品質を回復させたいという思い。」
県は、高温への対策を一層強化するため、3回の穂肥を勧めています。