和歌山カレー事件の検証ドキュメンタリー「公開中止しない」映画配給会社が発表、誹謗中傷には「法的措置を含め対処」

(yasuu kusayan / PIXTA)

和歌山毒物カレー事件を検証するドキュメンタリー映画『マミー』の配給会社、東風は7月11日、映像の一部に加工を施した形で上映することとし、公開の中止や延期はしないことを公式ホームページで発表した。

東風によると、8月3日の公開日を前に、映画に登場する林眞須美さんの親族から、「本映画の公開に関連する誹謗中傷や嫌がらせを予想以上に受けており、日常生活が脅かされる不安が日に日に増している」との相談があったという。

映画の製作者、配給会社、親族の三者で協議し、公開中止や延期せずに本編映像の一部に加工を施して上映することにしたという。映画に関連する誹謗中傷や嫌がらせに対しては、「法的措置を含め、厳正に対処する」としている。

今回の映画をめぐっては、林死刑囚の長男を名乗るXのアカウントが、情報公開されてから誹謗中傷が悪化したと訴え、「苦渋の選択となりますが、私生活、精神面を守るため、決まっているすべてのトークイベントや講演等は一旦中止とし、映画の公開の内容変更等を母、監督、配給会社と相談させていただきます」と投稿し、ネットで話題となっていた。

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