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今年、世界ツアーや女性ソロアーティスト初となる国立競技場での単独ライブを成功させたAdoさんが、2024年7月10日に約2年半ぶりとなるセカンドアルバム『残夢』を発売。タイトルに込められた思いや、Adoさんがかなえられなかった“夢”について『めざましテレビ』の小山内鈴奈アナウンサーがインタビューしました。
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Ado 新アルバム『残夢』のタイトルに込めた思い
前作『狂言』から約2年半ぶりとなる、セカンドアルバム『残夢』を発売したAdoさん。まずはじめにアルバムの注目ポイントを聞いてみました。
Ado:いろんな経験を得てのこのアルバムということで、より一層私自身の部分にも注目していただきたいですし、いろんな夢をかなえた私の姿をアルバムと一緒に投影して見ていただきたいという部分があります。
タイトルにもなっている『残夢』とは実在する言葉で、「見果てなかった夢。目覚めてもなお心に残る夢。」という意味があります。
小山内アナ:タイトルにはどういった思いを込めたのでしょうか?
Ado:今回の楽曲が、そしてAdoという存在が目覚めてもなお心に残る夢のごとく心に残ってほしいなと思ったのと、私はこれまでいろんな夢をかなえることがありがたいことにできまして、かなった夢が過去になっていくこと。
Ado:そして後悔はしていないんですけど、かなわなかった夢、かなえきれずに終わった夢がどんどん自分の中に残っていく。
その時間だったりその情景を言葉で表したかったので、『残夢』という言葉とタイトルを選びました。
Adoが“かなえられなかった夢”は「文化祭で歌うこと」
世界ツアーや女性ソロアーティスト初となる国立競技場での単独ライブなどを成功させてきたAdoさんですが、かなえられなかった夢があるそうで…
Ado:
もっと青春謳歌じゃないですけど、友人と切磋琢磨してみるとか。それと、私は文化祭の経験がなくてですね。
文化祭をやるような学校でもなかったことと、文化祭の体育館のステージで歌うという経験もなくて、そういう“承認欲求”が自分の中に残ったままなんです。
小山内アナ:
Adoさんが体育館で歌うとかめちゃくちゃ聞いてみたいですけど。
Ado:
SNSとか見ていると、「文化祭で歌いました」みたいな動画もやっぱり多いじゃないですか。見るたびにうらやましい~なんてうらやましいんだ!って私は結構頭を抱えたりします。
めちゃくちゃそういう妄想をしてしまって、「あいつがあんなに歌うまかったのか」みたいな風に思われたいみたいな部分が、恥ずかしいんですけどありまして、そういう経験をしてみたかったなというのがあります。
2年半で成長した部分 Ado 「だらしない部分をなんとかする心掛け」
新アルバム『残夢』は、前作『狂言』から約2年半ぶりの発売となります。
小山内アナ:
この2年半で成長したなと思うところはどこですか?
Ado:
洋服とかよくわかんない雑貨とかぬいぐるみとか買っちゃうので、買った分だけ物を整理することを心掛けるようになりました。
あとは、領収書を同じところにまとめるとか、自炊をしたらその分片づけるとか。
1人暮らしだと自分がいいならいいやってなっちゃうんで、だらしない部分をなんとかしようっていうのを心掛けています。
『唱』の歌い方を“AdoのAdoバイス”
2023年12月のインタビューで『阿修羅ちゃん』の歌い方を伝授してもらった小山内アナ。
今回はビルボードの累計再生数3億回を突破した『唱』の歌い方を教えてもらうことに。
小山内アナ:
題して、Adoの「Adoバイス」をいただきたいと思います!
Ado:
はい。Adoアドということで。とにかくリズムについていくことですかね。早いリズムもあれば、とたんにゆっくりになったりするので、本当にリズムに集中してそこに言葉をのせる。
小山内アナ:
言葉が早すぎて、歌で噛むことってあるんだって思いました。
Ado:
洋楽みたいな感じで歌ってます。
「Ready for my show」っていう部分も、普通に歌うと「レディー・フォー・マイ・ショウ」だと思うんですけど、そのままだとちょっとニュアンスが違ってしまってテンポが悪くなってしまうんです。
そこを「レディフォマ」と発音することで、リズムがちょうどよい感じになるのでそういう工夫は自分の中でしています。
小山内アナ:
ちょっと研究してAdoさんのように歌えるように頑張ります。
(『めざましテレビ』2024年7月10日放送より)