夏の水難事故に備え 第九管区海上保安本部・県警・消防局が2年ぶりに合同救助訓練実施【新潟】

夏の水難事故に備え

本格的な夏のレジャーシーズンを前に、第九管区海上保安本部と県警・新潟市消防局が2年ぶりに合同で水の事故を想定した救助訓練を実施しました。

訓練に参加したのは、第九管区海上保安本部の機動救難士、県警の機動隊員、新潟市消防局の特別高度救助隊員。人命救助のプロたちが、2年ぶりに合同で行った訓練は・・
■訓練
「岸壁から10mほど離れたところで溺れたとのこと、3機関で合同で潜水を行う。」

遊泳者が溺れ、捜索する想定です。隊員は、手信号などで連携をとりながら、海中から要救助者に見立てた人形を発見し、消防車のクレーンで引き上げました。去年県内では、7月から8月にかけて遊泳中の事故で4人が亡くなっています。

■第九管区海上保安本部 信開勝吏警備救難課長
「それぞれの機関の信号(手信号など)の違いを解消しながら訓練できたことは、今後現場で連携して救助していくにあたり非常に有効だった。風が強いとか波が高いときは、絶対に海に近づかないでください。」

第九管区海上保安本部は、監視員がいない場所で溺れている人を見かけたらライフジャケットや浮き輪などを投げ入れて、速やかに118番通報するよう呼びかけています。

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