ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「理想の部屋」をテーマにメール募集を行った。
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リスナーからは、「ロボット掃除機が活躍できる部屋が理想」というメールが寄せられた。リスナーの家は掃除ロボットが動き回れるような状態ではないため、いつもコロコロクリーナーと掃除シートを使っているのだそう。
このメッセージを聞いたサマンサも、「ロボット掃除機を買って置いていたけどタンスの肥やしになり、結局は掃除機をかけている」ことを明かした。
サマンサは、「とにかく、収納スペースがあるかどうかが大事」と断言。「いくらオシャレなデザイナーズマンションだとしても、収納がないと棚などを買わなければならないのが嫌」というサマンサの意見に、ウラリエは深くうなずいていた。
そんなウラリエが重視するのは、ウォシュレットの有無。最近、部屋探しをしていたウラリエは、意外にもウォシュレットがついていない部屋が多いことに驚いたという。
「(ウォシュレットが)ついていない場合はどうすればいいのか?」という話になると、「水が流れるところで水をつけてから、チョンチョンってするんじゃないですか?」と言うウラリエに、サマンサは「なんのことを言ってんの?」ととぼけていた。
「小さいころから鉄道が好きだった」というリスナーからもメールが寄せられた。部屋の中に鉄道模型のジオラマを作って、いつでも列車の運転を楽しめるようにするのが夢だったが、お金がかかり過ぎるために断念。
現実は、大好きなプロ野球・オリックスバファローズのグッズやユニフォームなどで埋め尽くされた、典型的な“オリックスファン”の部屋となっているそう。これに対してサマンサは、「好きなものに囲まれているならいいんじゃない?」と肯定的だった。
ミニマリストの部屋に憧れているものの、現実は物であふれかえっている部屋に住んでいるというリスナーも。「誰かが来るときは一時的に片付けてなんとかきれいになるが、すぐに元に戻ってしまう」のだとか。
リスナーと同じく、スタイリッシュな部屋に憧れているが実現できたことはなく、「どんどん物が増えてくる」とコメントしたウラリエ。これには、サマンサも共感を示していた。
さらに、「66歳・オス・身長170センチ・68キロが、部屋の真ん中でゴロゴロしていない部屋が理想です」というメールも寄せられた。
これはリスナーの夫を指すものらしく、現実は夫が目に入ってくることからも、「夏らしいラグにグリーンを数鉢飾って、壁にすだれを吊って涼しげに……なんて理想を実行する気にもなれない」とつづられていた。
このメールを受けて、「子どものころは、網戸に日よけを立てかけて、おばあちゃんが水打ちをして。扇風機をつければ涼しい感じに浸れていたのに、最近は体感できない」と嘆いたサマンサ。ウラリエも、「エアコンをつけないとやっていけない。あの夏はどこにいったんやろ」と当時を懐かしんだ。
ほかにも、「入口以外がすべて本棚に囲まれた部屋が理想だが、現実は6畳の古い和室で本棚を置けない」など、多くの人が現実と理想の部屋にギャップを抱えていることがわかった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip金曜日』2024年7月5日放送回より