「波が高い時は本当に気を付けて」消防と海保が水難救助訓練 6月末までに静岡県内で5人犠牲に

海水浴シーズンに向けて、静岡市で7月10日、消防隊員や海上保安官による「水難救助訓練」が行われました。

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この訓練は、静岡市消防局や清水海上保安部などが毎年合同で実施しているもので、約40人の隊員らが参加しました。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「消防のヘリから隊員が要救助者の方に向かって降りていきます。やや強めの南西風が吹いていますが、要救助者を確保しました」

訓練は高波で8人が沖に流されたという想定で行われ、隊員らは、水上バイクやヘリを使って迅速に要救助者のもとへ向かい、安全を確保しながら陸へと引き上げました。

静岡県によりますと、静岡県内では2024年、6月末までに13件の水難事故が発生し、5人が死亡。海で釣りをしている最中に、巻き込まれたケースが多いということです。

<静岡市消防局駿河消防署 栗田正秀警備第二担当課長>
「波が高い時は本当に気を付けてほしい。親御さんはお子様から目を離さないように十分注意をしてほしい」

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