「恥の上塗り」松本人志 担当弁護士依頼の探偵“A子さん尾行発覚”で芸人復帰は絶望的…「つねに悪手を選ぶ」自縄自縛

ダウンタウン・松本人志の性加害問題が「週刊文春」によって報道されてから約7カ月――。事態は新局面を迎えているようだ。

「現在、松本さんは一連の記事が名誉毀損に当たるとして、記事の発行元である文藝春秋社と編集長に対し、約5億5千万円の訴訟を起こしています。

2024年3月28日に第一回口頭弁論が始まり、8月14日は第3回めの弁論準備手続きがオンラインでおこなわれる予定です。裁判は長期化することが見込まれるでしょう」(芸能記者)

約1カ月後に弁論準備手続を控えた最中、2024年7月10日発売号の「週刊文春」に、衝撃的な記事が掲載された。

「同記事によると、性被害を訴えているA子さんにつきまとう探偵が複数いたそうです。文春の記者が同探偵らを直撃すると、松本さんの代理人である田代政弘弁護士の依頼であると認めたのです。さらに田代弁護士は、A子さんと親交のあるX氏に対し、A子さんを説得して出廷を辞めさせるよう依頼したうえで、X氏の不倫報道が週刊誌に掲載される可能性があると告げて“脅迫まがい”の行動を取ったと報じています」

一方、田代弁護士は7月10日に、自身の所属する八重洲総合法律事務所の公式ページに「『週刊文春電子版』掲載記事について」と題する文書を掲載した。

同文書によると、田代弁護士がA子さんについて調査会社を通じて調査を依頼したことは事実であるものの、匿名文書による情報提供を元に調査を実施しており、匿名文書の提供に「『週刊文春』が関与していたのではないかとの疑念が払拭できません」と主張している。

「性加害報道をめぐる思わぬ“場外乱闘”ですね。ただ、田代弁護士側も探偵を使って尾行していた点は認めており、ある種の“搦め手”を使おうとする松本さん側の印象が悪くなったのは間違いないでしょう。

そもそも、松本さんがお笑い芸人として復帰するためには、裁判に完璧に勝ったうえで、視聴者の支持を得る必要があります。この点で、今回の報道は致命的かもしれません」(同前)

実際、Xでは一連の記事について、松本を批判する声が噴出している。

《松本人志、終わってるな。もうこれ以上、恥の上塗りを重ねないでくれ》

《松本人志、吉本興業からの契約解除、あるだろうな》

《探偵雇って尾行してたのは事実だぞ?松本人志からの依頼が濃厚。大丈夫?》

《ここまでやるならテレビもネット番組も松本を使わない》

「性加害報道が出た直後に松本さんがXにポストした『とうとう出たね。。。』など、つねに悪手を選んできた印象ですね。性加害報道が事実でないとすれば、正々堂々と裁判で主張して戦えばいいだけの話。なぜわざわざ印象を悪くさせるような行動を取るのか不思議です。お笑い芸人という職業は、視聴者の好感度に支えられているはずですが……。策に溺れて自縄自縛になってしまったのでしょう」(同前)

抜群のセンスはどこに消えたのやら――。

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