高くても“ハイブリッド車”が結局お得!? “ガソリン車”と比べ「ガソリン代」はどれくらい違う?

ハイブリッド車とガソリン車にはどのような違いがある?

ハイブリッド車とガソリン車に必要なガソリン代を比較する前に、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。

__・ハイブリッド車
・ガソリン車__

それぞれの特徴について、詳しく解説します。

ハイブリッド車

ハイブリッド車は、ガソリンのほかに電気を動力源とする車のことをいいます。それぞれの動力源は異なる部分の駆動に使用され、モーター部分が電気、エンジン部分がガソリンで駆動することが多いようです。

ガソリン車に比べると燃費がよいとされており、環境に優しい点もメリットといわれています。また、購入時に各種減税が適用される点も特徴の1つといえるでしょう。

ガソリン車

ガソリン車はその名の通り、ガソリンのみを動力源とする車のことです。現行車の多くが該当するようで、車種によってレギュラー・ハイオク・軽油などを使い分けます。

ハイブリッド車と比較して、本体価格が安い傾向にあるようです。また、車種の選択肢も多めであるため、自分の好きな車を見つけやすいこともメリットとしてあげられます。

ハイブリッド車とガソリン車のガソリン代の差はどのくらい?

それぞれの燃費を比較すると、一般的にはハイブリッド車の方が燃費性能がよいといわれています。そのため、どのくらいガソリン代に違いが生まれるかが気になる人もいるでしょう。

今回は以下の条件でガソリン代の差額を計算してみました。

・年間走行距離:5000キロメートル
・ガソリン代:1リットル当たり165円

上記に加え、ハイブリッド車の平均燃費を34キロメートル/リットル、ガソリン車の平均燃費を23キロメートル/リットルと仮定しています。これらの条件で計算した場合、年間発生するガソリン代はハイブリッド車が約2万4264円、ガソリン車が約3万5869円の結果となりました。

年間のガソリン代でいうと約1万1605円の差額となるため、ハイブリッド車の方が維持費をおさえられる可能性があるといえるでしょう。

ハイブリッド車とガソリン車にかかるその他費用の差は?

ガソリン代以外の費用差として税金の部分の違いがあげられます。例えば、ハイブリッド車に適用される減税や特例としてあげられる内容は、以下の通りです。

__・エコカー減税
・グリーン化特例__

エコカー減税は、新車登録時や3年後の車検時に納める自動車重量税に適用されます。

グリーン化特例は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、性能に合わせた減税を実施する制度です。このことから、ガソリン代以外の面でも費用負担の軽減が期待できると考えられるでしょう。

ハイブリッド車はガソリン車よりも年間1万1600円ほどガソリン代が安くなる可能性がある

ハイブリッド車はガソリン車と比較して、高い燃費性能を誇るようです。そのため、ガソリン代についても節約が期待でき、維持費の部分をおさえられる可能性があるといえるでしょう。

そのほか、税金の部分についても減税が適用されることがあるため、費用負担の軽減が期待できます。ただし、車両本体価格はガソリン車の方が安い傾向にあるため、金額差の部分を維持費で埋められるとは限りません。

まずは本体価格にどのくらいの差があるかを把握し、自分の乗り方や税金の部分で金額差を埋められるか計算するのがよいでしょう。ただし、燃費の違いや車種・走行環境によってもガソリン代が変化することは加味し忘れないようにしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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