「ポケムヒS」vs「プチウナコーワ」虫刺され塗り薬の成分や臭いは?【独自目線でジャッジ】

「ポケムヒS スヌーピー」と「プチウナコーワ」/(C)日刊ゲンダイ

【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】虫刺され編

夏になり、急に蚊に刺されるようになりました。刺されやすい人はどんな人でしょう。

運動して汗をかいたり飲酒で二酸化炭素を多く吐いている人が刺されやすく、子供、赤ちゃん、妊娠中だと体温が高いので、対象です。血液型のO型が狙われやすいとも聞きます。でも対策も取れます。暗い色の黒やネービーの服、日焼けした肌は刺される確率も高くなるので、白い長袖のシャツを着ることです。

公園などに置いてある空き缶、ペットボトルなどに少しの水が残っていても、そこで孵化してしまうこともあるので、近寄らないことです。

デート中だと、かゆいと、かきむしってばかりで、話に集中できず恥ずかしいでしょう。

それでも刺されてしまったときのために、ムヒを持参するといいです。

■小型なのでかさばらず便利!

最近は、コンパクトにバッグに入る小型があるので邪魔にならずに便利です。今日はかゆみ、虫刺され後に使う、「ポケムヒS スヌーピー」(池田模範堂)と「プチウナコーワ」(興和)を比較します。同じくらいの小ささです。スヌーピーやキャラクターが描かれています。ポケムヒはスヌーピーが描かれていない水色バージョンもあります。

どちらも皮膚の発疹、発赤、かゆみ、腫れた症状の時に使います。

プチウナコーワは12ミリリットルで、ポケムヒSは15ミリリットルです。

ポケムヒSはやや大きく、リップクリームと同じ形。塗る部分は、靴下が落ちてこないようにするソックタッチ。においはエタノールの刺激です。かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩、かぶれの炎症を鎮めるグリチルレチン酸が入っています。l-メントール、dl-カンフルも清涼にするために入っていて、エタノールも若干入っています。

一方、プチウナコーワは、ウナコーワのミニ版で蚊に刺された時用です。ステロイド非配合で、塗る部分が細くてプチッとピンポイントで刺された箇所に塗れます。持ちやすいようにへこんでいて、紐につるせるようにキャップには穴が開いています。プチッと開けたいところですが、指が太い私には蓋が開けづらい。においはポケムヒほど強烈ではないですが、ひりひり感は強くメントールのにおいです。

成分は、かゆみを鎮めるのはリドカイン、かゆみのヒスタミンを抑えるにはジフェンヒドラミン塩酸塩が入ってます。

値段はマツモトキヨシでプチウナ423円(税込み)、ポケムヒ528円(同)です。ただ、どちらも刺激的で、私には塗り薬のほうが合ってるかも。

蚊に刺されると、アレルギー反応を起こしたり、感染症にかかることもあります。極力刺されないように防止することです。

(柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)

© 株式会社日刊現代