米テネシー州で高速道路に迷い込んだ犬を保護した警官の後日談が全米の話題に

後部ドアを開けて犬を誘導するランスさん(米テネシー州ハイウエーパトロールのフェイスブックから)

米テネシー州ハイウエーパトロールのランス・ウィリス巡査が7月5日、土砂降りの雨の中、同州キングスポートのハイウエーをパトロールしていた時のこと。急に車列の速度が落ち始めた。

「事故でもあったのか」と考えたランスさんは、パトカーに警光灯をつけて停車し、様子を見に行くと、1匹の犬がずぶ濡れになって道路の真ん中に迷い込んでいた。ランスさんがパトカーの後部座席のドアを開け、犬を誘導すると、大喜びで乗り込んできた。

ランスさんが、犬を動物保護施設に連れて行って保護してもらったところ、飼い主と連絡がつき、2日後の7日に無事に飼い主のもとに戻されたという。

スマホがない時代なら話はここで終わりだが、ランスさんがびしょ濡れになるのもいとわずに犬を保護する姿に感動したシェイダ・グッドさんという女性がその様子を撮影していた。

そして「この人を有名にしなくちゃ」というキャプションをつけて、動画をティックトックに投稿したところ、大バズリし、再生回数は250万回を突破。

ランスさんの妹が「それ、私のお兄ちゃんだ!!!!!」とコメントしたため、ヒーローの身元が判明した。動画はハイウエーパトロールのフェイスブックにも掲載され、さらに米誌ピープルが取り上げたこともあり、全米の話題になっている。

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