元G大阪ファン・ウィジョ、“性行為映像”違法撮影の疑いで在宅起訴「デジタル性犯罪に厳正に対応」

女性との性行為映像を違法撮影した疑いで検察の取り調べを受けてきた元サッカー韓国代表FWファン・ウィジョ(31)が在宅起訴された。

ソウル中央地検の女性・児童犯罪調査1部(キム・ジヘ部長検事)は7月11日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影)の容疑でファン・ウィジョを在宅起訴したことを発表した。

検察によると、ファン・ウィジョは2022年6月~9月の間で4回にわたり、2人の女性に対し相手の同意なくプライベート映像の撮影、ビデオ通話の録画などをした疑惑を受けている。

ファン・ウィジョは違法撮影疑惑と関連し、昨年11月に発表した立場文で被害者の身元に関する情報を公開したことで「2次加害」の疑いでも調査を受けたが、検察はこの部分に対し「疑惑なし」の処分を下している。

検察は当時、ファン・ウィジョ側の発表内容だけでは、被害者を特定できるほどの人的事項が公開されたとは言い難いと判断したとされている。

ファン・ウィジョは昨年6月、自身と女性たちの姿が写った写真や動画をSNS上で流出した実兄の妻を脅迫などの疑いで警察に告訴したが、捜査の過程でファン・ウィジョが違法撮影をした情況が捉えられた。

ファン・ウィジョは去る6月20日、被疑者として検察に出席し、取り調べを受けた。

検察は「被害者への2次被害を防止するため、具体的な犯罪疑惑は公開しない」とし、「犯罪に相応する処罰がなされるよう公訴維持に万全を期し、デジタル性犯罪に厳正に対応する」と明らかにした。

なお、プライベート映像などを流出し、ファン・ウィジョを脅迫した実兄の妻A氏は、昨年12月に拘束起訴され、一審と二審いずれも懲役3年を言い渡された。

ファン・ウィジョ

ファン・ウィジョは1992年8月生まれの31歳。2013年に韓国Kリーグの城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ)でデビューし、2017~2019年はJリーグのガンバ大阪でプレーした。

その後はフランスのボルドーを経てイングランドのノッティンガム・フォレストに移籍し、レンタルでギリシャのオリンピアコスやKリーグのFCソウルなどでプレー。2023-2024シーズンはノリッジ・シティにレンタルされるも、冬にトルコのアランヤスポルへレンタル移籍した。

シーズン終了後の現在は、ノッティンガム・フォレストに復帰した状態となっている。

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