横浜FCへ移籍金支払い遅延も…セアラーがJリーガー獲得へ「松本が給与半額負担」

サウロ・ミネイロ 写真:Getty Images

ブラジル2部セアラーSCは、横浜FCから獲得したブラジル人FWサウロ・ミネイロの移籍金に関する問題を解決した模様。国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を解除された直後、Jリーガーの獲得に近づいているという。

サウロ・ミネイロの移籍金を巡っては、ブラジルメディア『ディアリオ・ド・ノルデステ』が今年3月21日に初めて移籍金支払いの遅延を報道。セアラーは60万ドル(当時約8400万円)を3回に分けて支払うことにより、横浜FCと合意したものの、今月はじめに2度目の支払い期限を過ぎた可能性が報じられていた。

しかし、ブラジルメディア『Radio Itatiaia』は今月8日に「セアラーは横浜FCに20万ドル(約3200万円)を支払い終えた」とリポート。2026年1月までの補強禁止処分は、11日までに解除されたという。

すると、『ディアリオ・ド・ノルデステ』は11日に「セアラーは松本山雅からルーカス・ヒアンを期限付き移籍により獲得する。松本は給与の50%を支払うことになる」と報道。これによると、選手本人はすでに現地入りしており、11日午前にメディカルチェックを終了。2024シーズン終了後までの短期契約を結ぶ見込みだという。

現在24歳のルーカスは、昨年1月にブラジル4部ファルコンFCから松本へ完全移籍も、2023シーズンのJ3リーグで2試合の出場。今年1月にブラジル3部ADコンフィアンサへ期限付き移籍すると、今季ここまで公式戦20試合の出場で6ゴールと結果を残している。

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