「小さな夢が実現した」夏の移籍市場で大人気のイタリア代表DFカラフィオーリ、“地上最後の楽園”でイルカやサメ、ウミガメと海中遊泳

イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが“小さな夢”を実現させた。EURO2024で敗退した後、モデルで5歳年上の彼女ベネデッタ・ボエメさんとともに地上最後の楽園とも呼ばれるモルディブにトリップ。サンゴ礁が豊かなブルーグリーンカラーの遠浅の海ラグーンを満喫した。

カラフィオーリの小さな夢は、イルカやサメ、ウミガメとともに海中を泳ぐことだった。ベネデッタさんと一緒に海中遊泳を楽しみ、イルカが海面を飛ぶ様子を海の中から撮影。イルカの後を追うように泳ぐ姿や、サメの大群の中を優雅に泳ぐ動画もアップした。ベネデッタさんのSNSには、白い砂浜を歩く姿も載っている。

この投稿には、ボローニャでともに戦ったジョバンニ・ファビアンやカツペル・ウルバンスキ、ハラランポス・リコヤニスのほか、ジェノアのアルベルト・グドムンドソン、カリアリのガブリエレ・ザッパ、フィオレンティーナのマイケル・カヨデ、ボーンマスのジャスティン・クライファートらが“いいね”を押した。

2023ー24シーズンに加入したボローニャで頭角を現わした22歳の左利きのCBは、今夏に行なわれているEURO2024のメンバーに選出。グループステージ(GS)の初戦からCBのレギュラーに抜擢されると、守備面に加えてビルドアップで攻撃の起点となり、さらに中盤まで持ち上がって前線にパスを供給するなど、八面六臂の活躍を披露した。
GS3試合目のクロアチア戦では、1点ビハインドで迎えた90+8分に自陣からドリブルで敵陣に切り込み、マッティア・ザッカーニの劇的同点弾をアシストしてみせた。勝点1を上積みしたイタリア代表は、グループBの2位で決勝トーナメントに進出。カラフィオーリはクロアチア戦でイエローカードを受けたため、ラウンド・オブ16で敗れたスイス戦には出場できなかった。

ボローニャとイタリア代表でのパフォーマンスが評価され、カラフィオーリは夏の移籍市場で一躍人気銘柄となった。EUROが始まる前の時点では、ボローニャで師事した指揮官チアゴ・モッタが新監督に就任したユベントス行きが有力とも言われていたが、いまでは資金力が豊富なプレミアリーグのチームへの移籍が確実視されている。

モルディブで“小さな夢”をかなえたカラフィオーリは、はたして移籍先をどこに決めるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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