「登録(届出)済未使用車」って、一体どんなクルマなの!?
話題の新車が欲しい! となったら、まずはメーカー系の新車販売店(いわゆる新車ディーラー)に向かうのが一般的。でもちょっと待って!
いわゆる“未使用車”っていう買い方も、選択肢に加えてみてはいかがですか。
では未使用車とは、いったいどんなクルマのことを指すのでしょうか。正確には「登録済未使用車」、軽自動車の場合は「届出済未使用車」と呼びます。
登録(届出)済未使用車には明確な定義がある
社団法人自動車公正取引協議会ではこれを明確に定義しています。
▼登録(届出)済未使用車とは▼
初度登録(届出)された車両で、かつ、使用又は運行に供されていない車両(中古車)
上記の定義に当てはまらない場合は、不当表示に該当する恐れあり。くれぐれもご注意ください。
新車と登録(届出)済未使用車を比べてみた
例えば、デビューしたばかりのニューモデル「ダイハツ タフト」を例に見てみます。
基本となる「X」グレード(FF)の価格は135万3000円(消費税込)。これをいわゆる未使用車で検索してみたところ…
同じXで比べると、10万円以上安く買えるクルマも見つかりました!
しかも新車は契約してからメーカーへ発注される場合が多いので、短くても1か月くらい、人気車種なら半年から1年も待たされる! なんてことも。ところが未使用車の場合、既にそこへ現物のクルマがありますから、軽自動車で届出に必要な書類が揃っている場合では最短3日! なんて納車も可能なんです。これも未使用車が人気な理由のひとつに挙げられるでしょう。
ダイハツ タフトってどんなクルマ!?
ダイハツ タフトは、2019年秋の東京モーターショーでコンセプトカー「WakuWaku」として初登場。翌年2020年1月の東京オートサロンでは早くも「タフトコンセプト」として進化。6月には市販化された軽クロスオーバーSUVです。
スズキのハスラーをはじめ、軽クロスオーバーSUVの市場は人気が高く、新車でも未使用車でも販売台数は急上昇中。タフトもダイハツ工業としてはタントに続く2代目の柱として満を持して発売されました。
びっくりするほどの開放感!「スカイフィールトップ」
自在にアレンジ可能なフレシキブルなスペースと広い室内に加えて、新型タフト最大の売りと言えば、圧倒的な開放感とパノラマ感を演出しドライバーを大空へ誘う「スカイフィールトップ」でしょう。
タフトの全グレードに標準装備となっている事からもわかる通り、このスカイフィールトップがタフト最大の推しであることは間違いありません。
シェードを開けるだけで、手軽にオープンカーのような感覚が得られるスカイフィールトップ。助手席のパートナーに夜空の星を見てもらいながら走る、なんてロマンチックなドライブも可能なんですよ。
タフトをベースにカスタムするのも流行りそうな予感!
また、多くのカスタムカーを世の中に輩出したダイハツの「ネイキッド」(1999~2004)を彷彿させる角張ったフォルムはなかなかの個性派です。
1980年代に大流行を生み出した腕時計『カシオGショック』のゴツゴツ感を感じさせる細部への施し、そしてフォレストカーキーやサンドベージュなどのいかにもアウトドア向きなカラーリングなど、そのまま乗るのも良いですが、ちょっと手を加えてやるのもまた楽しそう。
今後はダイハツ タフトがカスタム市場の主役を張ることにもなりそうです。
実はダイハツ タフトに幻の初代モデルがあったって、知ってた!?
ところでご存知でしたか。実はこのタフトは2代目で、1974年に初代のタフトが発売されていたということを。一般的にはあまり知られていないかもしれません。
ちなみに初代タフトの風貌は現在のものとは大きく異なっていて、スズキ ジムニーの様な本格的なクロカン4WDだったのです。
後にラガーにその座を奪われた為に、わずか一代でその姿を消す事になった幻のクルマとなっています。
[筆者:MOTA編集部]